精華学園高等学校

2020年05月15日

ユニークな完全予約制入学式（東京都・通信制高校）

☆精華学園高校町田校 完全予約制入学式☆

　

精華学園高校町田校（椎名雄一校舎長、東京都町田市）は、このほど新入生一人ひとりと個別対応するユニークな完全予約制の「略式入学式」を開催しました。

 

同校は4月からオンライン授業を実施しています。

そのなかで「入学式をしていない」という気持ちのズレを解消しておいた方がよいという判断から、このコロナ自粛のなかでできる方法を考えての実施となりました。

 

入学式は、生徒と生徒、教員との距離を保つために「１家族ずつ」の完全予約制で行われました。

新入生の７割の生徒は学校で、３割の生徒はオンラインでそれぞれ入学式に参加しました。

 

入学式で恒例となっている校長式辞は、事前動画配信を行いました。新入生をはじめ学校全体が一つの方向に向くために校長式辞は重要ですが、今回は動画が使われました。

 

 

【椎名雄一 精華学園高校町田校 校舎長の式辞】

3つお話をさせていただきます。

 

1つは好き嫌いの話です。私が小さい頃は好き嫌いなんて言ってはいけませんと怒られていました。

精華学園高校の生徒と関わっていて好き嫌いは大事だなと思います。

皆さんが好き嫌いを言ってくれなければ、想像して嫌いなことを押しつけてしまうかもしれません。

好きなことがわかればそれを応援したいと思っています。

ですから皆さんの好き嫌いを大事にして私たちに教えてください。

 

2つめは参加するという話です。

好き嫌いはよくわからないし、まして将来のことと言われるとイメージわかない。ほとんどの人がそうなんです。

でも、例えばアルバイトを夢中でやっていたらはまってしまった……。多くの人はそういう機会があって将来を見つけています。

精華学園高校では校外学習といっていろいろな場所に出かけていったり、著名な方のお話を聞いたりする機会を作っています。

それは、そのなかに皆さんの未来のタネが隠れていると思うからです。

自分のこころが動くかどうか、いろいろな機会に参加してほしいと思います。

 

3つめは相談できる仲間をつくってほしいことです。

正解がはっきりしていること話すのは簡単です。

でも、まさに今新型コロナウィルス対策でがんばっている人たちを見てください。誰も100点満点の人はいません。

そういうなかで、仲間と相談して前に進む道を探しています。

いいのか、わるいのかモヤモヤしたときに相談できる仲間、背中を押してくれる仲間を見つけてください。