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精華学園高等学校
2020年08月07日
ルミネ町田協力のもと野菜販売を実施(東京都・通信制高校)
精華学園高校 町田校(東京都町田市)は7月30・31日の2日間にわたり、ルミネ町田の協力のもと、群馬県前橋市の野菜の直売会を実施しました。
JR町田駅の改札すぐのルミネ町田のエントランス付近での販売となり、駅利用者や買い物客が多数足を止めていました。
販売された野菜は、生徒たちが実際に群馬県の農園に足を運び、育てたものだそう。生徒たちは自分たちで育てたものを、自分たちの手で販売するという、貴重な経験をすることとなり、参加した生徒が一つ成長する機会となったようです。
株式会社ルミネは社全体として地域貢献に積極的に取り組んでおり、ルミネ町田でも地域の企業・団体との協業を企画しています。
ルミネ側の「地域とのつながりを強化したい」思いと、学校側の「生徒の社会経験の場を提供したい」思いが合致し、今回の生徒による野菜販売会の実施につながりました。
店頭に飾られたポップや法被、販売促進のためのアイデアなどはルミネ側と話し合いを交わしたうえで生徒らが考え、準備したもの。今年1月から開始し、途中新型コロナウイルス感染症により滞ることもありましたが、約半年に及ぶ準備のもと当日に至りました。
参加生徒の多くは、以前協力農園が出店した新宿での直売会にもボランティアとして赴いており、その時の経験を活かして準備してきたそう。
ポップを作成した女子生徒は多種多様な野菜・果物があるにも関わらず、ポップが簡潔で買う人に分かりづらいのではと、一つひとつの特徴や調理法を調べてポップを作成。「美術部の自分にできることはこれだと思ったんです。ポップを見て足を止めてくれる方もいて嬉しいです」とコメントしました。
また、宣伝や販売方法の企画をしてきた男子生徒は「コロナウイルスの影響で考えていた宣伝ができなくて悔しい。でも、販売や農業はこれまで経験がなく、こんなに楽しいものだと知れてよかった」と話し、今後また機会があれば参加したいと前向きな姿勢を示しました。
企画に協力した長谷川農園は、新宿や渋谷を中心に都内で野菜の直売会を頻繁に実施されていますが、町田での開催は今回が初とのこと。予想よりも来店者が多く、生徒たちが自主的に動く姿に驚きながらも嬉しく感じるといいます。
「農業は過酷なものだと思われがちですが、彼らは先に売る楽しさから農業に触れたから、耕作や収穫といった過程も楽しく感じられるのでしょう。今後農業に携われる人物がここから出たら嬉しい」と話しました。