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2021年05月28日
東京都が都認可以外の通信制生徒にも授業料軽減上乗せ助成
東京都は、東京都以外の自治体が認可している私立通信制高校に在学する生徒・保護者の経済的負担を軽減するため授業料の一部を助成する「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」を今年度から実施します。
助成対象は、生徒、保護者ともに東京都内在住者に限ります。なお、申請は今年10月以降になる予定です。
国の就学支援金に上乗せして、世帯年収約590万円から約910万円未満の生徒を対象に国からの就学支援金 「1単位4,812円×履修単位数」(単位制、定額制は118,800円)に、東京都独自に上乗せした支援額を加えて都認可通信制高校の授業料平均同額の254,000円までを支給します。
なお、世帯年収約590万円未満の生徒は国からの就学支援金だけで、全国のほとんどの私立通信制高校で実質授業料無償となっています。
また今回の東京都の助成では、23歳未満の扶養する子が3人以上いる世帯に対しては、年収目安約910万円を超えた場合でも授業料額を上限に59,400円まで補助します。
東京都は2017年度から独自の私立高校生授業料軽減事業を始めましたが、初年度は全日制・定時制高校、高等専修学校が対象となっていました。翌年の18年度から都認可私立通信制高校も対象に加わりました。
学びリンクが17年2月時点で調べた都民生の通信制高校在籍状況は、都認可校に約3,000人、都認可校以外に約10,500人となっていました。