2021年09月01日

通信制高校生徒数が約21万8千人に、前年度から1万人以上増加

【2022年度の通信制高校生徒数はコチラ】

文部科学省はこのほど2021年度学校基本調査(5月1日現在､速報値)を発表しました｡

 

それによると､通信制高校生徒数は､前年度から1万1,480人増加して21万8,428人となりました｡

昨年度は､1948年度の学校基本調査始まって以来初めて20万人を超えましたが､今年度は前年度以上の生徒増がありました｡

 

《通信制高校生徒数の推移》（単位：千人）

 

公私の生徒数を見ると､公立通信制高校の生徒数は前年度から1,547人減少して53,880人(前年度比97.2％)となりました｡

一方､私立通信制高校の生徒数は13,027人増加して164,548人(同108.6％)となりました｡私立校の生徒数が16万人を超えるのは初めてのことです｡公私比率は25％対75％となりました｡

 

高校生全体(3,217,368人)に通信制高校生が占める割合は前年度の6.3％から拡大して6.8％となりました｡高校生15人に1人が通信制高校生という割合になります｡

また､私立高校生全体(1,169,230人)に私立通信制高校生が占める割合は､前年度の12.9％から1ポイント上がって14.1％となりました｡私立高校生7人に1人が私立通信制高校生という割合です｡

 

学校数は前年度より3校増えて260校(公立校77校､私立校183校)となりました｡公立校が1校減少し､私立校が4校新設されました｡

21年度に新設されたのは､Ｓ高校､土浦日本大学高校通信制課程(以上茨城県)､ワオ高校(岡山県)､穴吹学園高校(香川県)の４校です｡