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松陰高等学校
2021年09月17日
本田圭佑さん運営会社との連携授業でプレゼン大会(神奈川県・通信制高校)
松陰高校みなとみらい学習センター(神奈川県横浜市)が9月10日(金)、横浜市の同校校舎で生徒によるプレゼン大会を開催しました。
松陰高校(山口県岩国市)では、今年5月より元サッカー日本代表の本田圭佑さんがCEOを務めるNow Do株式会社と株式会社運動通信社が共同運営するプレミアム音声サービス「NowVoice」と連携し、特別授業「NowVoice」実践コースを開講。10日に行われた、みなとみらい学習センターでのプレゼン大会では、「NowVoiceを世の中に広げるには?」をテーマに、生徒たちが同サービスの新サービスなどを企画、発案。運営する株式会社運動通信社の黒飛功二朗社長をはじめ山口松陰学園の松本聡理事長、松陰高校の湯山俊樹校長など8名の審査員に評価されたほか、後日、本田圭佑CEOと、現在『1%の努力』がベストセラーとなっている、ひろゆき氏によって最終審査を受けます。
みなとみらい学習センターは、松陰高校の全国にある学習センターの中でも、以前から特にプレゼン授業に力を入れている学習拠点です。同学習センターでは生徒が学年に関係なく交流できる無学年制を採用しており、生徒同士が学年を超えた少人数ユニットを組むことで、日々の活動を共にしています。この日は4つのユニットが自ら発案したプレゼンを発表しました。
コロナ禍のため、生徒たちはメンバー全員で集まれないなど様々な困難を乗り越えてプレゼンを行いました。独自の視点でNowVoiceを調査し、問題点や改善策、新たなコンテンツの提案などプレゼンにまとめました。制限時間は10分。「新しいビジネスモデルの提案」「企画の話題性」「プレゼンスキル」などが審査基準となる中、どのユニットも論点と理由、結論までがわかりやすく組み立てられており、審査員たちからも驚きの表情がうかがえました。
運動通信社の黒飛社長は「全体として本当にプレゼンが上手いと思いました」と評価。一方で「ビジネスの上ではプレゼンの上手さと同時に中身が最も大事。今日緊張して上手く話せなかった人もまったくマイナスではありません」と自身の経験を交えて伝えたほか「プレゼンを組み立てる時に、『NowVoiceのビジョンに合っているか』『なぜNowVoiceは生まれたのか』という部分に戻ることも大切。この二つを意識して組み立てるだけでより良い提案ができます」とアドバイスしました。
湯山校長は「今日までにみなさんが一生懸命準備してきた気持ちがしっかりと伝わりました。これからもモチベーションを保って頑張ってください」と次回の開催に向けてエールを送りました。そして、松本理事長は「時代が大きく変わろうとしているタイミングで、このような学びができることは運がいいこと。これからも授業は続いていきますので、審査員の方の苦労や経験もぜひ聞いてみてください」と述べました。各審査員からの言葉は、生徒たちのプレゼンをさらに素晴らしいものへと成長させてくれるはずです。
この日、暫定1位となったのは「Now Debate Tournament(NTD)」というトップランナーが対決討論を行う新機能を提案したユニットでした。一方、各ユニットの点数が僅差となったため、今後の本田圭佑氏とひろゆき氏の審査次第で、順位が入れ替わる可能性もありそうです。
松陰高校の特別授業「NowVoice」実践コースは今後も継続して行われ、みなとみらい学習センターでは、その集大成として2022年1月29日に最終プレゼン大会が開催される予定。
日頃から生徒たちの活動を見守ってきた藤田和宏センター長は「今回のプレゼンまでに、どれだけユニット内でぶつかり合えたかを振り返ってみてください。ぶつかれば、ぶつかるほど良いものができると思います。次回までにぜひ、ユニット内でぶつかり合ってプレゼンに活かしてください」と、授業に臨む姿勢について述べました。
また、プレゼン大会は企画や発表だけでは成り立ちません。当日はプレゼンターのほかオンライン画面の進行操作やプレゼン資料の切替操作などを担った生徒もいました。藤田センター長は「プレゼンを支えてくれている人がいることにも感謝を忘れないよう」と生徒たちに伝えました。