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成美学園高等學校
2021年03月08日
最後のホームルームは笑顔で(千葉県、茨城県、栃木県、埼玉県、群馬県/サポート校・技能連携校)
成美学園グループ(千葉県、茨城県、栃木県、埼玉県、群馬県内、オンライン全20校舎)は、3月4日(金)、千葉県教育会館にて令和3年度の卒業式を挙行。茂原校、かずさ校、成田校、蘇我校、館山校、旭校、取手校、八千代校、小山校、足利校、伊勢崎校、久喜校、熊谷校の13キャンパスから総勢195名が母校を卒業しました。
式辞では、酒井一光学園長が「みなさんに伝えたいことは一つ。挑戦し続けることを忘れないでください」と力説。
「これまで失敗したことや、悩んだこともあったと思います。そんな挑戦の積み重ねをしたからこそ、一生ものの高卒資格を取ることができたのです。この先も、失敗すること、悩むこともたくさんあります。しかし、成美学園での経験を活かして、これからの人生を一歩ずつ歩んでほしいと思います」。
そして、成美学園のテーマでもある「夢」についても触れ、
「夢を追うことは、決して恥ずかしいことではありません。“どうせ無理だよ”という人がいても、負けずにどんどん挑戦して、夢に向かってつき進んでほしい」と、励ましの言葉をおくりました。
送辞を読んだ在校生は、入学当初は「先輩」という存在が怖いイメージだったものの、コース活動などでともに過ごすうち、先輩のやさしさに触れられたといいます。「先輩と一緒に過ごすことが、学校に行きたい理由になりました。楽しむときは思いきり楽しみ、何事にも全力で取り組む姿は、私自身が新しいことに挑戦するきっかけにもなりました」と、あこがれの先輩へ感謝を伝えました。
答辞では、「歌やダンスが大好き」という生徒が、音楽に力を入れている同校を「素晴らしい環境だった」と振り返りました。「友達とバンドを組み、うまく行かない時もあったけど、お互いに助け合えた。レッスンやリハーサルを重ね、ステージを終えたときの達成感はかけがえのないものでした」。
そして、「起業して成功する」という将来の夢も語ってくれました。「挑戦すること」を決意し夢を語る姿に、ほかの卒業生たちも励まされたのではないでしょうか。
卒業式の後は「最後のホームルーム」が行われ、担任の先生から卒業生に向けてはなむけの言葉がおくられました。
「みなさんには“自己ベスト”という考えを持ってほしい。金メダル以外に価値はない、なんてことはありません。“一位”になる人は一人しかいなくても、今までの自分の結果よりもいい結果が出せることは、誰にとっても非常に価値があることです」。
「先生自身も、みんなに成長させてもらい、勉強させてもらいました。近くでみんなの成長を見ることはもうできないけど、みんなが頑張っているのを願って、私も一緒に成長します」。
「みんなが無事に卒業できたのは、自分自身が課題や登校を頑張ったからこそ。みんなには、自分で行動して成し遂げる力が身に付いています。そんな素敵な力があれば、これからしんどいことがあってもきっと大丈夫です」。
先生から生徒へあたたかなエールがおくられると、生徒から先生へ、サプライズのプレゼントが手渡されました。
記念撮影を楽しむ光景も見られ、終始笑い声が絶えない和やかな空気が流れていました。
別れを惜しみながらも、先生と生徒の距離の近さがうかがえる、晴れやかな卒業の日となりました。