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中央高等学院
2018年09月16日
東京ヴェルディが協力「GREEN DAY」
中央高等学院(通信制高校サポート校)は9月16日(日)、秋の恒例行事「GREEN DAY」を味の素スタジアム(東京都調布市)で開催しました。このイベントは中央高等学院が公式スポンサーを務めるプロサッカークラブ「東京ヴェルディ」との協力で行われています。当日は名古屋本校を除く関東圏の校舎(吉祥寺、池袋、渋谷原宿、横浜、千葉)の生徒たちが参加。当日は早朝から味の素スタジアム内でボランティア活動やインターンシップに励みました。
普段できない体験を満喫
開会式で挨拶を述べた斉藤暁副学院長は「普段の生活の中ではできない体験がたくさんできます。充実した一日を楽しく、有意義に過ごしてください」と激励。午前中はスタジアムから最寄りの飛田給駅を清掃する「クリーンキャンペーン」を全生徒で実施し、昼食後から希望に応じたセクションで活動を行いました。
「スポーツ講座」では、サッカー、バレーボール、ランニングを楽しみながら生徒が汗を流す姿が目立ち、バレーボールでは東京ヴェルディバレーボールチームの選手とラリーができる贅沢な時間も。「インターンシップ」ではサポーターの入場整理やパンフレットの配布を行いました。
eスポーツのプロ選手が講義
「スポーツビジネス講座」ではプロのeスポーツ選手である「東京ヴェルディeスポーツ」のy0ichiro選手が講師として登場。y0ichiro選手はeスポーツのFIFA部門で活躍するプレーヤー。最近は「eスポーツは本当にスポーツなのか」という疑問がある中で、「高いレベルでは1日8試合程度プレーすることもある。集中し続けたり技術を保つタフさは他のスポーツと同じ」と意見を述べました。自身の学生時代は「普通の生徒」。しかし「授業中は寝ないというポリシーを持っていた」と真面目さも持っていたと明かし、休日は宿題を終わらせてからゲームをやっていたと話します。ゲームと勉強の両立について聞かれると、「どの分野においても集中力が大事。途中で息抜きや違ったことを行うのも必要」とアドバイスしました。様々な目標や夢を持つ生徒たちにとっては勇気づけられる内容となったようです。
福島県双葉町と被災地復興チャリティーグッズ
GREEN DAYでは毎年、有志で結成されたボランティアチーム「キズナ」が自ら制作したチャリティーグッズを会場内で販売しています。2011年の東日本大震災以降は被災地訪問や募金活動なども行っています。今年は福島県いわき市を訪問し、福島第一原子力発電所事故によって現在もほぼ全域が帰還困難区域となっている福島県双葉町の方々と交流。双葉町観光協会が展開する「FUTABA DARUMA」との共作でトートバックを制作しました。
生徒たち意見を出し合いデザイン案を提出。それをもとに現地のデザイナーが制作をしました。デザインには東京ヴェルディの応援歌の歌詞にある「緑のハート(GREEN HEART)」が盛り込まれています。1個1500円で販売し、購入者には特典としてオリジナルの缶バッジも提供されました。売上金は一般社団法人「LOVE FOR NIPPON」を通じて被災地に寄付されます。
キズナのリーダーを務めた渋谷原宿校の2年生男子生徒は、「双葉町の現状はニュースである程度知っていましたが、現地の方々からお話を聞くと思っていたよりも深刻だった」と実際に足を運ぶことで知った体験を話してくれました。また会場での物販については「自分はアルバイトもしていないので、ここで物販できること自体がとても貴重な機会。一生懸命呼びかけてもなかなか買ってもらえないこともある」と、厳しさも含め様々なことが学べたようです。
中央高等学院は2009年から東京ヴェルディの公式スポンサーを務め、今年で10年目を迎えます。渋谷原宿校で開講する「中央アートアカデミー高等部」内の「biom サッカーコース」は東京ヴェルディのサポートにより運営され、所属コーチから直接指導も受けられます。また、今年度からは姉妹チームの日テレ・ベレーザのサポートにより女子生徒向けの「biom なでしこサッカーコースも開講しています。アンバサダーには女子ワールドカップ優勝経験者で日テレ・ベレーザの岩清水梓選手が就任しています。