新着情報
2022年09月22日
【新刊】『マンガ 脱・「不登校」3』(加藤善一郎 著)発売
発達特性、WISC検査、合理的配慮、進路…。脱すべきは、「誤解」
不登校の背景にある「起立性調節障害(OD)」と複合する発達特性をマンガでわかりやすく紹介する人気シリーズの第3弾が学びリンクより発売されました。
本書は、前著(シリーズ2)からの続編。主人公まさやの中学3年生から高校進学後までの状況が描かれています。
周囲の多くが「ODは完治した」と思い込んでいた中学3年の春。周囲は受験モードとなり、友人たちの雰囲気も変化。一方、中学校は様々な困難を抱えた生徒のために、より手厚い支援を施そうと個別指導を導入します。そんな環境変化が起こった1か月後、主人公のOD症状が再発し、再び学校を休み始めるのでした。
誰もが持つ知的キャラクターと知的アンバランス、WISC検査への誤った評価とIQに対する認識、実は子どものためになっていない学校の合理的配慮…。子どもたちが脱すべきは、不登校でもODでもなく、周囲の「誤解」。
親子、先生・生徒という立場ではなく、「おたがいさま」のまなざしを持てれば、ODや特性への本質的な理解や支援のあり方が見えてきます。
【加藤善一郎】(著者プロフィール)
岐阜大学大学院医学系研究科小児科学教授
岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科構造医学教授
日本小児科学会 専門医・指導医
日本小児神経学会 専門医・指導医
1965年、岐阜県美濃市に生まれ。岐阜大学医学部卒、小児科学教室へ入局し臨床研修。岐阜大学大学院医学研究科修了(医学博士)、奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科、ハーバード大学への留学等を経て大学病院・関連病院での臨床医・研究者としての日々を過ごし、2014年から現職。2018年、『マンガ 脱・「不登校」 起立性調節障害(OD)克服と「だいじょうぶ感」をはぐくむ』を出版。2021年より不登校特例校「岐阜市立草潤中学校」で「こころの校医」に就任。
●マンガ 脱・「不登校」3
起立性調節障害(OD):特性を認め合う「おたがいさま」のまなざし
著者・マンガ原作:加藤善一郎(岐阜大学 教授)/マンガ:河西哲郎
発行:学びリンク
定価:1,540円(税込)
ISBN:978-4-908555-56-5
体裁:A5版192ページ
発売日:9月20日
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