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キッカケ学園
2022年12月12日
音楽の力を伝えたい。中学校で訪問コンサートを開催(神奈川県・サポート校)
キッカケ学園(神奈川県横浜市)は11月22日、横浜市立鴨居中学校にて訪問コンサートを開催しました。
鴨居中学校とキッカケ学園は、同じ横浜市内に拠点を構える学校。
キッカケ学園内には、ギターやベース、ピアノ、ドラム、そして完全防音スタジオが完備されており、初心者でも思いきり音楽に打ち込める環境があります。
対して鴨居中学校内には、「和(なごみ)ルーム」という特別支援教室(※)があり、集団では学習に参加することが難しい生徒がマイペースに落ち着いた環境で学習できる場となっています。
和ルームの生徒の中には音楽が好きという生徒も多く、キッカケ学園の音楽スタジオに遊びに来る生徒もいるなど、かねてより交流を深めていたとのこと。さらなる親睦を図るため、今回の訪問コンサートが開催されました。
この日は音楽活動歴40年で現役ミュージシャンでもあるキッカケ学園の学園長・多賀谷さん、スタッフの佐藤さんが自ら楽器を手に演奏を披露。佐藤さんのオリジナル楽曲も演奏され、一つひとつの曲を紹介しながら「どんな思いでこの歌を作ったか」といった曲に込められたメッセージも丁寧に伝えていました。
プロによる本格的な演奏、思いが込められた楽曲に、生徒たちは真剣に聞き入っているようでした。
コンサートの後は、エレキギター、エレキベースの体験会が行われました。生徒たちは「好きな曲の1フレーズを弾いてみよう」と試み、熱心に取り組んでいました。5時間目を活用した短い時間だったものの、生徒たちは充実した時間を過ごせたようです。
多賀谷学園長、佐藤さんからは生徒に向けて「普段だったら言葉にするのが恥ずかしかったり、なかなか言えない気持ちもあると思う。でも、歌に乗せればどんなことも発信できる」と音楽の力を力説。
音楽の楽しさ、そして自分が音楽に取り組むことで見えてくる可能性を見せてあげたい。キッカケ学園のそんな思いが伝わってくるようでした。
※横浜市は、特別支援教室を「集団では学習に参加することが難しい児童生徒が、一時的に在籍学級を離れて、落ち着いた環境で学習するためのスペース」と位置付け、各小中学校に設置しています。