新着情報
N高等学校・S高等学校
2022年12月27日
『e-SPORTSメシ 開発プロジェクト』決勝プレゼンテーション大会を開催!
12月16日(金)、N高校(本校:沖縄県うるま市)とS高校(本校:茨城県つくば市)、茨城県立水海道第二高校が『e-SPORTSメシ 開発プロジェクト』の決勝プレゼンテーション大会をオンラインで開催しました。
本プロジェクトは、N/S高校独自の課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」の一環として2022年9月から水海道第二高校と合同で実施。「eスポーツの世界で活躍するプレイヤーをサポートする食品を企画・開発すること」をテーマに、商品の企画を行いました。プロジェクトで選ばれた優秀企画は、大手コンビニチェーン・ローソンで商品化され、来春以降、関東圏内の店舗で発売予定です。
本プロジェクトには、N/S高校と水海道第二高校の生徒約160人、42チームが参加。生徒たちは、テーマの意図や企画・開発の知識、パッケージデザインについての講義を受けたり、N/S高校eスポーツ部所属のプレイヤーに取材をし、企画案を考えたりしました。プロゲーマーやeスポーツ業界人からのフィードバックが行われた中間発表、そして最終発表予選会を勝ち抜いた10チームが、16日の決勝プレゼンテーション大会に臨みました。
当日は、株式会社ローソン商品本部関東商品部長の友永伸宏氏、プロeスポーツプレイヤーとして活躍する「FAV gaming」VALORANT部門のPhantom氏、学校法人角川ドワンゴ学園理事である夏野剛氏の3名が審査員を務め、それぞれの目線でプレゼン後に講評を行いました。
各チームに与えられたプレゼン時間は、5分間。それぞれチームごとにターゲット層や具体的な人物像などを設定し、企画案を発表しました。eスポーツプレイヤーやゲーマーをターゲットとしたチームが多く、ゲーム中に食べられるものや目の疲労、肩こりなどによいと言われている食材でサポートできる商品があったりと、工夫がなされていました。
なかでも、中高齢層をターゲットにしたN高校チーム11は、コンビニの利用者と商品などを分析し、商品選択をしていました。さらに、eスポーツの認知度が低い、中高齢層をターゲットとしたそうです。また、商品自体にゲーム性を持たせるなどユニークなアイデアがありました。
プロゲーマー目線で生徒のプレゼンを聞いていたPhantom氏は、「普段プレゼンを受ける機会のない素人の僕からしても、資料を良くまとめていてすごいと思いました」とプレゼン大会の総評をしました。また、友永氏は「みなさん、非常にレベルが高く、ゲーマーの方の目線に立って、食べた方に喜んでほしいという気持ちが伝わってきてすごく共感できました。こちらもすごくうれしい気持ちになり、とても楽しかったです」と生徒たちに伝えました。そして、夏野氏は「商品開発の現場は、みなさんにとってすごく遠い世界の話しだと思っていたかもしれませんが、実際にやってみるとすごく身近なところから発想を得て、それをどう商品に落とし込んでいくかということだったと思います。これを機会に、身近にある商品に込められた意味を考えてみてください」とプロジェクトからの学びについて話しました。
このあと審査会を経て、2023年1月13日(金)に表彰式と商品化されるチームが発表されます。
生徒たちの頑張りがどう形になるのか、ぜひ注目してください。