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AIE国際高等学校
2023年03月31日
新設寮での生活で、さらに成長を目指す(兵庫県・通信制高校)
創立10周年を迎える2023年の1月に寮を新設した、AIE国際高校(兵庫県淡路市)。通信制高校で唯一の国際バカロレア(以下IBDP)認定校である同校には、IBDPコースをはじめ、オンラインコースや本校通学コース、寮から週5日通学する「レジデンスコース」などがあります。今回は、新設された寮の見学に加えて、実際に寮生活を送っている生徒2人に話を伺いました。
『一人で学ぶ&共に学ぶ教育寮』をテーマに新設された寮は2階建てで、1階はオープンに、2階は各部屋で集中して勉強できるつくりになっています。
まず、寮に入る際は電子キーをかざして開錠し、オートロック式のためセキュリティ対策も万全です。1階のエントランスに入ると、右手には「いってらっしゃい」「おかえり」とスタッフが送り迎えしてくれるオフィスがあります。
そして、左手にある靴を脱ぎきしやすいウォークインシューズクロークから室内に入ると、50畳で開放感のあるリビングが広がっています。
リビングは、4つのエリアに分かれています。ソファに座って、みんなでテレビを見るスペースに、大きい机で勉強できるミニライブラリースペース。また、日向ぼっこをしながらおしゃべりしたり、音楽やボードゲームを楽しんだりできるリラックススペースに、一緒に暮らしている教員の手作りお菓子とティータイムを楽しめるスペースがあります。
1階にはその他にも、話し合いや自習で使えるクラスルームや簡易キッチン、自動販売機、滞在している教員の部屋があります。男女それぞれ教員が寮に滞在しているため安心ですし、夜や休みの日も勉強の質問ができるため学習が捗る環境が整っています。
そして、2階は男女別でフロアが分かれおり、1階階段の出入り口から男女別となり、電子キーで施錠を管理しています。2階に上がると、4人用部屋が3室、2人用の1室あります。各部屋には、パソコンと教科書が広げられる大きめの机が人数分と二段ベッドが2台設置されています。そして、廊下にはそれぞれのクローゼットがあり、独立洗面所と温水洗浄便座トイレ、シャワールームが完備されています。
部屋を出た廊下には、くつろぎながら話せるトークスペースがあります。また、ランドリールームには洗濯機と乾燥機が設置され、天候関係なく室内干しができます。生徒それぞれお気に入りの洗剤や柔軟剤を使っている様子が伺えました。
寮から徒歩圏内に、スーパーやドラックストアがあるため日用品は学校近くで揃います。洋服等は、学校行事で島外に出る際に買い物をする生徒が多いと言います。
休みの日は、課題を校舎の図書室でしたり、体育館でスポーツを楽しんだり、淡路島の海辺でつりをしたりして過ごしているようです。
食事は、徒歩1分圏内の校舎にあるダイニングルームで食べます。スタッフ手作りのできたての食事が提供され、献立も国際色豊かで飽きそうにありません。
普段学校生活を過ごす校舎は、大きな机に生徒が輪になって座る配置の教室が多く、職員室もガラス張りで相談しに行きやすい雰囲気です。廊下には音楽が流れていて、元気がない日もモチベーションが自然と上がる環境づくりがなされています。
寮には、「将来の進学のために学習習慣を身につけて、英語力を伸ばしたい」「共同生活を送る中で、責任感やリーダーシップ、適応能力を身につけたい」「18歳成人に向けて、礼節を心得た大人になりたい」など学習面と生活面両方で成長する意欲のある生徒が集まっています。
実際に話を伺った生徒2人は、IBDPを修得できる同校に惹かれて入学されました。東京都出身の3年生は、「以前の寮は、個室でマンションのような環境でした。新しくできた寮は、みんなで集まって話すスペースができたので交流が増えましたね。部屋でも同室の4人で一緒に勉強することが多いです。後輩の質問に答えることで復習になったり、留学経験のある同級生の英語を聞けたり、大学受験に真摯に向き合って勉強に励んでいる先輩の姿を見たりできるので、勉強のモチベーション維持がしやすいです」と、寮の仲間と切磋琢磨し、日々を過ごしていることが伺えました。
また、寮生活を1カ月間体験するプログラムに参加していた高校2年生は、「普段は、自宅から片道2時間かけて週5日通学をしています。通学時間分の勉強量が減ってしまうのが嫌で、入寮を考えています。実際に寮で生活をしてみて、たくさんの刺激をたくさんもらいました。洗濯や勉強など自分のことを管理することで自立してきたと感じています」と、親元を離れて生活をし、新たな成長を実感している様子でした。
世界に貢献しようとする熱意と能力を開花させ、高い倫理観と使命感を有した、“自ら学ぶ者”を育むAIE国際高校。寮で仲間と共同生活をし、切磋琢磨しながら勉学に励むことで、さらに自分を磨いていけるでしょう。