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トライ式高等学院
2023年08月08日
第4回弁論大会を8月7日に文京シビックホールにて開催しました(東京都など・サポート校)
トライ式高等学院が、8月7日に第4回弁論大会(決勝)を文京シビックホール・小ホール(東京都文京区)で開催しました。
全国916名の参加者から各地の予選を突破した17名が今回決勝を争いました。
なかには不登校を経験した生徒さんが、いろんな出会いを経て自信を取り戻し、あらためて世の中、周辺環境を眺めて感じていることを手ぶり身振りを含めて、わかりやすくアピールしていました。テーマは「私にとって教育とは」「私にとって働くとは」「私にとって平和とは」の3つ。いずれも難しいテーマですが、自分の言葉で表現された生徒さんが1位、2位、3位、特別賞を獲得しました。
1位 山形キャンパス 佐藤瑠衣さん
2位 熊本キャンパス 蓮田 愛さん
3位 松本キャンパス 岡田葉音さん
(2名) 知立キャンパス 長坂つむぎさん
特別賞 浦和キャンパス 松田侑大さん
みなさんおめでとうございます。
1位に輝いた山形から参加の佐藤瑠衣(るい)さんは冒頭、「日本は平和だ!」と声高に発言。次に「それは本当だろうか」と訴えた。「世界各国の争いがある中で日本は平和のはずなのに、年々若者の自殺者が増えている。なぜ自ら死を選ぶのか?本当に平和と言えるのだろうか?」と次々と疑問を呈していきました。過去に一度でも死にたいと考えたことがある人は4人に1人、私もそのうちの1人だったと告白。
次第に殻に閉じこもってしまった彼女を救ったものは、トライ式高等学院に出会い、たくさんの人が手を差し伸べてくれたことだという。段々に精神が安定していき、大好きな写真撮影をすることで、山形キャンパスが私の居場所となり、一人でふさぎ込むことがなくなったとも。「今でもふさぎこんでいる子たちに私の写真を通して、安心できる居場所があることを伝えてあげたいし、教えてあげたい。人によって居場所はまったく違うけれど、トライ式高等学院 山形キャンパスを求めている人がいたら、今度は私が手を差し伸べたい、救ってあげたい」と主張しました。最後に全国大会の写真を撮ります、と客席の皆さんにピースをしてもらい、自らシャッターを押して彼女の弁論は終わりました。
佐藤瑠衣さんは受賞の喜びとともに、「早く山形に戻って、支えてくれた人たちに恩返しをしたい」と語っていました。
表彰後、石川士朗 同学院部長は「わが校の教育理念は、人は人が教える。人は人が育てる、です。どんなに世の中が進んでも人のあたたかみに勝るものはないと思っています。次のステップでもみなさんのあたたかみで周りの人をサポートしてほしい。そしてそれによって交流が生まれ、社会で活躍されることを願っております」と語り、閉会となりました。