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N高等学校・S高等学校
2023年08月18日
個性が光るプレゼン大会!NED2023地域予選が開催
学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校(本校:沖縄県うるま市)、S高等学校(本校:茨城県つくば市)などの生徒が参加する「NED2023 地域別大会」が8月7日(月)~8月10日(木)に開催されました。
NEDは、N高の「N」「Expression(表現)」「Discovery(発見)」の頭文字からきており、生徒が「オリジナルのアイデアを見つけ、広げるために“表現する”場」をコンセプトに2019年にスタートしたプレゼンテーションイベントです。
今年度は、全国7キャンパスを横断して初の地域予選が行われ、約50名の生徒が一人5分でプレゼンを行いました。各会場で1位となった生徒は、10月に開催を予定しているNED本選への出場権が得られます。
8月9日(水)に大宮キャンパスで行われた「NED2023 地域別大会 埼玉会場」では、5名の生徒がプレゼンを披露。また特別ゲストに埼玉県知事に再選した大野元裕氏を迎え、審査員の一人として生徒のプレゼンを審査されました。
コンセプトの通り、生徒のプレゼンテーマは多種多様。自身の暮らす志木市をテーマにしたり、政治部での体験をポートフォリオにまとめたり、話の組み立てやプレゼン資料もそれぞれの個性が表現されていました。
埼玉会場で優勝を果たしたのは、大宮キャンパス通学コース3年の綾坂ことさん。「モノを使う側よりモノを作る側の方が強いと思うのでゲーム作った件」と題したプレゼンは、自身の好きな音楽ゲーム(音ゲー)作りに挑戦したことをテーマにしていました。音ゲーにはまっていくうちに、だんだんとまだゲームではできない推しの曲で音ゲーをしたいと思うようになったそう。そこで、自分で音ゲーを作ることを決意。プレゼンでは、その考えになった背景や試行錯誤の流れを発表し、最後に「『無いのなら、作ってしまおう』と、何かが欲しいと思ったときに、面倒くさがらずに自分で作ることに果敢に挑戦してみてください」と思いを伝えました。
今回、NEDに参加したことについて綾坂さんは、「先生から誘われてNEDに出場しました。出ると決めた時にはまだテーマは決まっていなくて、ちょうど取り組んでいた音ゲー作りについて話をしようと思いつきました」と話しました。またプレゼンを準備する時には、「N高のプレゼン関係のカリキュラムを参考にしました。これまで3年間学んできたことの集大成になっていると思います」と話し、「ゲームはリリースを予定して制作してきたので、本選までに完成してプレゼンできればと考えています」と本選への思いを述べました。
会では、大野知事による講演も行われ、ご自身が中東地域の研究をしていたことにつなげて「経験することの大切さ」について生徒たちに伝えました。「後輩や教える相手に自分の経験をどう未来につなげていくか。あるいは、自分だけの経験として血になり肉にしていくかということが本当に大切だと思いました」と述べられました。
いろいろ形で自己表現をした生徒たち。本選では、どのようなプレゼンを見せてくれるのか、今から楽しみです。