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一般社団法人 岐阜未来教育学園
2023年12月06日
柔らかい雰囲気の教室で自由に未来へ一歩ずつ(愛知県・岐阜県:サポート校)
11月24日(金)に、岐阜未来教育学園 一宮教室(愛知県一宮市)を取材しました。
岐阜未来教育学園は、通信制高校の代々木高校(三重県志摩市)と提携しているサポート校です。一宮教室のほかに、関教室(岐阜県関市)があり、各教室で日々の学習サポートだけでなく、スクーリング(面接指導)・テストも受けることができます。
一宮教室は、JR「尾張一宮駅」・名鉄「名鉄一宮駅」から徒歩3分と駅から近く、名古屋都心とのアクセスが良好のため、広い地域から生徒が集まります。
教室に入ると職員室が広がり、先生たちが温かく出迎えてくれます。
同学園の特長の一つが、全職員女性というところ。教室長を務める河合亜矢子さんはこの特長について、「教室の雰囲気はそこにいる人からつくりだされると考えています。女性の声質や言葉選び、声のかけ方などから、柔らかい雰囲気が感じられますよね。以前、私は小・中学校の養護教諭として子どもたちやその保護者、教員と関わってきた経験があります。ここの教室も、誰もが一度は尋ねたことがある保健室のように、生徒はもちろん、その保護者や地域の方々などにも開かれた場所として運営しています」と言います。
▲大きな窓で囲まれている一宮教室。明るく、開放感がある
また、登校する日数や時間を自由に決められるのも特長です。毎日通う生徒もいれば、アルバイトや習いごとに合わせて登校日数を決めることができます。開校時間は10時から15時で、登校時間も滞在時間もそれぞれです。
そして、教室での過ごし方も自由です。取材したこの日も、黙々とレポートを進める生徒やゆったりと音楽を聴いている生徒、友達と一緒にお昼ご飯を食べる生徒などが見られました。
学習に関しては、個別でサポートします。職員の室岡すずさんは生徒との関わりについて、「職員自らが生徒の様子を見まわるようにしています。自分から質問できる生徒と難しい生徒がいるため、積極的に声かけをしていますね。その時に、生徒一人ひとりの苦手・得意を把握して、職員同士で各生徒の対応方法を話し合います。一人で学習を進めるのが難しい生徒には、そばについて一緒に問題を解いています」と話します。
生徒の中には、レポートを早めに終わらせて、資格検定の勉強をしたり、好きなことに取り組んだりする生徒もいるそう。
卒業後は大学や専門学校に推薦で進学する生徒が多く、面接練習や小論文対策なども個別に対応しています。
▲パソコンやタブレットでの学習も可能
教室には、eスポーツを楽しめる設備が整っています。登校のきっかけや生徒同士が仲良くなるきっかけにもなっているようです。
生徒同士が交流を深めやすいように、まずは職員が生徒それぞれの雰囲気や好きなことを知り、合いそうな生徒と繋がるきっかけをつくっていると言います。
▲取材した日には、生徒2人が対戦を楽しんでいた
岐阜未来教育学園の両教室は、面接指導等実施施設に指定をされているため、各教室でスクーリングを受けることができます。
また、特別活動は1泊2日の宿泊型と日帰り型を選択できます。宿泊型は毎年、三重県へ行き自然体験や観光地巡りをしています。日帰り型は愛知県内で完結するため安心です。
▲馬場志をりさん。生徒一人ひとりの習熟度に合わせて学習サポートします
養護教諭として数多くの相談にのってきた教室長や民間企業でキャリアを積んでから教育の道に進んだ教員、医療やアパレル、美容などの業界で働いた経験を持つ職員など多様な先生が集まっています。
柔らかい雰囲気のある教室で自由に、自分の未来へ一歩ずつ進めるでしょう。
(取材・文:学びリンク 柳野安海)