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鹿島学園高等学校
2024年01月15日
鹿島学園高校の高橋さんが「ポケモンカードゲームチャンピオンズリーグ2024京都大会」で3位に
高橋さんがポケモンカードを本格的に始めたのは、2022年4月。それまで友達のカードを借りてプレイすることはあったそうですが、デッキを組んだり、大会に出るほどではなかったといいます。「本格的にはまったのは、友達に誘われて買ったカードパックでウルトラレア(UR)カード『オリジンディアルガVSTAR』を引き当てた時です。始めた時は、このカードを中心にしたデッキばかりを使っていました」と、当時を振り返りました。
在籍する水道橋連携キャンパス(KG高等学院:東京都千代田区)には、ポケカプレイヤーの先生や卒業生がおり、大会にも出場するように。初めて出場したのは2022年9月に開催された「ポケモンカードゲームチャンピオンズリーグ2023横浜」。250位と結果は振るわなかったものの、そこからさらにポケカにのめり込んでいきました。
▲自宅には1万枚近くカードをコレクション。大会は厳選したデッキで挑んだ
公式大会への出場やカードショップでの練習試合を積み重ね、12月24日(日)に行われた京都大会で日本3位を獲得。高橋さんは中・高生が対象となるシニアリーグに出場しました。シニアリーグは、1日で予選と本選が実施され、決勝まで勝ち進むと最大12試合を行うこととなります。
予選を8勝0敗で2位通過した高橋さんは、今大会が初めての本選出場。「本選を目指してはいたものの、進めるとは思っていなかったので何も対策をしていなくて。予選が終わってから急いで先生にLINEで相談しました」と、不利な状況で本選に臨んでいたそうです。さらに本選は予選からルールが変更されるため、時間が無い中、先生からのアドバイスを基に準備をしてトーナメントに挑みました。
◀高橋さんが3位で受け取った特製表彰用プロモカード
「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」(ポケモンWCS2024)への出場権を獲得。「3位になれた時には、『ホノルルに行ける!』というのが1番にありました。出るからには優勝を目指して頑張ります」と、世界大会への思いを話しました。
中学1年生の時に不登校になり、周りとコミュニケーションをほとんど取らずに過ごしていたという高橋さんですが、ポケカを始めてから大きく変わったといいます。「ポケカを始めて、コミュニケーション力や行動力がついたと思います。大会にも一人で参加しているので、一人でどこに行っても大丈夫だという自信もつきました」と話します。
同級生はもちろん、所属しているポケカ部で後輩の面倒を見たり、カードショップで行われる大会に参加するなどして20~30代の方とも話すようになったそうです。また、「好きなものは自分でやる」というご家庭の方針の元、カードの購入費や全国で行われる大会に出場するための旅費を稼ぐため、アルバイトもしているといいます。
好きなポケカを通じて大きく変わっていった高橋さん。「卒業後は大学に行きたいと思っているので、大学受験とポケモンWCS2024に向けた準備をしていきたいと思います」と、今後の抱負を話しました。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)
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