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松陰高等学校 みなとみらい学習センター
2019年03月02日
「舞台に上がろうと頑張る人になって」(横浜・通信制高校)
松陰高校みなとみらい学習センター(神奈川県横浜市)は3月2日(土)、横浜市技能文化会館で卒業式を挙行しました。今年度は24名の卒業生が新たな旅立ちを迎えました。
当日は松陰高校本校(山口県岩国市)から渡辺宏美校長も列席し、「30年続いた平成も終わります。この節目に卒業される皆さんは新しい時代を担っていく主人公でもあります」と様々な変化が起こった平成時代の話に触れながら、新しい道を歩み始めた生徒たちを激励します。「社会が複雑になればなるほど、根っこの部分をしっかりと大地に根付かせなければなりません。それは人として大事な部分であり、とりわけ心の部分です。今の自分を大事に、感動する心を忘れず、いろんなことに挑戦し、新しい自分をみつけてください。大事なことは変わらないこと、そして変わっていくことです。」と語りました。
藤田和宏学習センター長からは、思い出を振り返りつつ全卒業生一人ひとりにメッセージを贈り、生徒たちは頷き、言葉を返しながら、そのメッセージを受け取ります。
最後に、藤田センター長は、「世の中には、舞台があって舞台に上がれる人、舞台に上がろうと何回ももがく人、舞台に上がることを諦める人の3種類がいます。みんなは舞台に上がろうとしていました。蹴られて、血だらけで、傷だらけでも、諦めないでほしい。舞台に上がれる人間はごくわずかだけど、初めから上がれる人なんていなくて、上がろうと頑張るから上がれる。通信制だからと揶揄されることあると予想されますが、『松陰のみなとみらいの生徒は違うね』と言われる人生を送ってください。」と卒業生にエールの言葉をかけました。
卒業生答辞では代表の女子生徒が、「最初は勉強や人間関係など様々な問題を自分一人で抱え込んだ結果、たくさんの方に迷惑をかけてしまいました。ですが、この学校で、人を信じて、頼ることの大切さを学び、一人でやり通すのではなく、誰かと協力をして目的を達成することができ、大切な仲間もできました。これからはここで学んだことを自分が進む新しい環境で、活かしていきたいと思います。」と自らの学校生活での経験を振り返ります。教員たちに感謝の言葉を述べ、「このみなとみらい学習センターの平成最後の卒業生として、これから先を全力進んでいくことを約束します。」と誓いました。