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新着情報

ワオ高等学校

2024年03月11日

ワオ高等学校は第1期生の卒業式を挙行

ワオ高等学校(本校:岡山県/通信制高校)は3月9日(土)、倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市)にて栄えある第1期生の卒業式を挙行しました。

 

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【第1部】卒業証書授与では第1期生57名(オンライン参加も含む)一人ひとりに、山本潮校長より卒業証書が授与されました。

凛とした雰囲気がただよう会場には、名前を呼ばれそれにこたえる生徒たちのやや緊張した声が響きわたり、卒業証書を手にした彼らの晴れ晴れしい姿を保護者や先生方があたたかく見守っていました。

 

 

山本潮校長は祝辞の中で、「2021年4月、初の入学式が30名の新入生を迎えオンラインで行われました。それから初のスクーリングで岡山の本校に来校され、リアルに私はみなさんの前に立ったのでした。緊張な面持ちのみなさんが背筋を伸ばして立っている姿を鮮明に覚えています。その時感じたことが2つありました。一つは登校を選んでくれて心から有難うです。学習塾を約50年も続けてきたところが作った学校とはいえ、先輩もいない何の実績もない、制服もなければ、校歌もない。そんな一からスタートする高校を選んでくれた勇気に感謝しています」と感謝の意を示しました。

 

さらにもう一つに触れ、「真っ白な学校だからこそ、そこに何を描くかは、みんさんと一緒に考えていこうという気持ちでした。季節が移りかわるなか、真っ白だったワオ高校に生徒たちの色が付いてきました。これが本当に嬉しかった。普通の高校なら何でもない風景がここでは一つ一つが心に染みわたるのです。『オンラインであの子が顔出ししてくれた』『朝活ですごいプレゼンした生徒がいたよ』。そんな一つ一つに先生たちが手を叩いて、時には涙を流して喜ぶのです。『初めてオンラインで文化祭をやるよ』『生徒がワオ高校のTシャツを作ったよ』きりがないですが、みなさんがやってきたこと一つ一つが、やっと小さな花が咲き始めたような気がします」と述べました。

 

最後に山本校長は、「教養とはわきまえである」とワオ高校のある先生の言葉を引用して次のように締めくくりました。「わきまえるとは、自分が未熟だと分かっている状況です。そのわきまえがあるから、人は学び続ける。そしてそれがあるから人にやさしくできるんだと思います。みなさんが続けていく学びを、自分のためだけではなく人のために惜しみなく使ってください。そして母校の後輩のために応援し続けてほしいと思います。みなさんの活躍を大いに期待しています。第1期生は我々の誇りです」。

 

 

続いて、在校生代表が送辞を述べました。

先輩が3年間に切り開いてくれたいろいろな道をこれからも歩んでいきますとの意思を表したと同時に、「多くの個性的な生徒が集うワオ高校で、先輩方が3年間紡いだ思い出は、ワオ高校カラーのオレンジに負けないくらい鮮やかに彩られていると思います。新しい世界へ飛び立とうとしている先輩が、これからも自分で答えを探し、自分なりの生き方を切り開いていってください」と激励しました。

 

それにこたえて、卒業生代表は学年ごと思い出を語り、「ワオ高校からもらった学びと成長の種を一生かけて育てていきたい。集まった時には先生方を驚かせるような個性を存分に伸ばして、今の瞬間を懸命に生きていきます」と答辞を読みました。

 

【第2部】卒業祝賀会では、在校生らが司会を務め、オンライン参加者にチャットでの参加を促していました。在校生から卒業生へ、卒業生から、先生から卒業生へそれぞれ「エール」が送られました。

 

 

保護者の方から「子どもが1期生になることは不安もあったが、逆に手厚くしてもらえるのではないかと期待して入学させた。そして実際には期待以上に良くしてもらえました。カリキュラムが大変ユニークなのでこれからすごい後輩が現れるかもしれませんね」と多くの感謝の気持ちを話された。

 

また、シンガソングライターの川嶋あいさんからメッセージが届き、彼女が歌う「旅立ちの日に…」に合わせ、1期生の3年間の思い出画像が流れました。

 

ワオ高校での最後の交流時間をみなさんで楽しまれていました。学校初の1期生の卒業式、涙あり、笑いありの感動的な取材させていただきました。

(取材・文/学びリンク編集部)