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新着情報

N高等学校・S高等学校

2024年03月15日

N/S高 政治部「4期生成果発表会」を開催!

学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校、S高等学校、N中等部が主権者教育の一環として行っている部活動「N/S高政治部」の4期生成果発表会が3月5日(火)に行われました。

 

 

当日は、藤原崇氏(自由民主党/衆議院議員)、蓮舫氏(立憲民主党/参議院議員)、浅田均氏(日本維新の会/参議院議員)の現職国会議員3名がゲスト審査員を務め、5つのチームごとに考えた政策に対して質疑応答などで意見交換を行いました。

 

 

1年間の活動で得た学びを基に各チームが政策提言をするなかで、EチームはN/S高政治部の活動テーマでもある“主権者教育”に着目。「若者の、若者による、若者のための主権者教育」と題し、3つの政策提言を行いました。

 

 

Eチームの調査によると、小・中・高校で行われている主権者教育の多くは、選挙の「仕組み」について知識を学ぶもので、選挙に行きたいと思える実践的な学びにはなっていないといいます。そのため、政治部で主権者教育を学ぶなかで重要だと感じた「政治を自分ごとのように身近に感じる」「自分の意見を持ち、発言できる」という2点を念頭に提言案を立案。①現実の政治的事象を扱うディスカッションの継続的な実施、②政治参加を学び、体験できる授業の実施、③幼少期からの実践的な主権者教育の実施を行うことで、自分の意思で政治参加をする人が増加し、幅広い意見が打倒に反映される社会を目指したいと述べました。

 

 

 

これに対し、浅田氏は「実際に学校で行う際のテーマはどういうものを考えているか」と質問。Eチームは、学年ごとにテーマを決める必要はないとした上で、「小学校ではディスカッションの土台作りができるもの、中学校ではヤングケアラーの問題など若者が政治を身近に感じられるテーマ、高校では国内外で社会課題となっているものを扱うとよいのではないかと考えています」と答えました。

 

生徒たちの政策提言を受けて顧問の川邊健太郎氏は、「現役の国会議員からの質問にも臆することなく、答弁をする姿には驚きました。皆さんの成長が見られて大変嬉しいですし、ぜひ今後も政治参加や政策提言をし続けていただけたらと思います」と伝えました。また、政治部アドバイザーとして生徒たちを支えた前参議院議員 大門実紀史氏も発表を終えた生徒たちを称えました。

 

 

会の最後にゲスト審査員が感想とメッセージを述べました。

浅田氏は、「党主導の政治塾で昨年まで塾長として人材発掘を行っていましたが、良い人もいれば難しい人もいました。しかし、政治部員の皆さんは全員が素晴らしかったです。ぜひ、今後も政治に対する関心を高めて、問題意識をもっと高めていただきたいと思います」と期待感をにじませました。

 

 

蓮舫氏は、「本当に楽しかったですし、みなさんの答弁能力は本当に素晴らしい」と感想を述べ、「今後は、ぜひ情報に引っかかる力を維持して、なぜ引っかかったのか関心を持って調べてください。それが皆さんの個性となり生きる力になります」と伝えました。

 

 

藤原氏は、「今の時代、なんでもやろうと思えばできる時代です。何かやりたいことを見つけると同時に、新しいことにもチャレンジしてほしい。チャレンジは若い人の特権だと思いますし、失敗したとしても若い時はリカバリーができます」と述べ、最後に「ぜひ、そうして身につけた力を国や社会に役立ててください」とメッセージを伝えました。

 

 

素晴らしい政策提言をした生徒たち。来季の活動もぜひご注目ください。

(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)

 

 

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