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北海道芸術高等学校
2019年03月04日
大いなる明日は今の君たちのためにある
3月4日(月)、北海道芸術高校 池袋サテライトキャンパス(東京・池袋、本校:北海道)の卒業式がみらい館大明にて行われました。
当日は校長の鍵谷好徳先生より一人ひとりに卒業証書が手渡され、34名の卒業生の新たな門出を祝う式典となりました。
校長式辞では、これから新しい時代の中で色々な道へ進むこととなる卒業生に向けて「人に愛される自分から人を愛する自分に変わる」こと、「広い心で優しさと労り、思いやりを持つ」ことの二つについて鍵谷先生から卒業生へ言葉が送られました。
技術の進歩によって、現代では人間の存在価値があやふやになってしまう危険性に触れながら、その中でこれからの人生をどのように生きるのかを考えていくことが大切なことだとし、能動的に人を愛したり、学ぶことを見つけていけるように自分を作っていってほしいと語りかけました。
また、貧しい者をさげすんだり良き生き方を見失ってしまう人もいる昨今のなかでも、自らの生き方を命題として、愛情を忘れずに生きてほしいと卒業生への温かいエールが送られました。式辞の中の「大いなる明日は今の君たちのためにあります」という言葉には、卒業生への期待と愛情があふれていました。
在校生送辞では、普段の取り組みの成果をたくさんの人に披露する「アートコレクション」での先輩たちの姿が憧れであり、誇りだったと感謝が伝えられ、卒業した先輩たちの活躍している姿を見るのを楽しみにしています、とはなむけの言葉が送られました。
卒業生の答辞でも「アートコレクション」で挫折しそうになった時、友達や先生に助けてもらった一幕に触れられました。まだ卒業したくないけれど、踏み出して成長をする時期だという言葉から、かけがえのない高校生活を送ってきたことがわかる答辞でした。
他にも在学中の活動や成果が他の生徒に夢や希望を与えたとして、ファッション・ビューティーコースの卒業生に「北芸栄誉賞」が授与される場面もありました。
最後の集合写真撮影では多くの保護者がわが子にカメラを向けたり手を振ったりしており、多くの人が卒業生の門出を祝っていることがわかる温かい式となりました。