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科学技術学園高等学校
2024年03月27日
名古屋分室「科学講座」でろうそく作り(愛知県など・通信制高校)
科学技術学園高校名古屋分室(愛知県名古屋市中区)の通学型クラス科学講座で、このほどナンキンハゼ(Triadica sebifera)という植物の種子から蝋成分を取り出し、ろうそく作りを行いました。
▲作業の様子 ▲粉砕した種子をすりつぶしています
▲蝋を浸み込ませたろうそく芯 ▲少しの間だけ燃えました…
かぶれる植物で有名なウルシ科の種子からも蝋成分を取り出すことができますが、ナンキンハゼはトウダイグサ科であるため、かぶれるリスクが低く、比較的安心して作業することができます。
作業としては、以下の方法を分担して行いました。
⓵種子表面の白色の蝋成分を含む部分をカッターナイフでそぎ落とす。
⓶種子をペンチで破砕し、乳鉢で細かくすりつぶす。
その後、これらを煮込んで冷やす作業を繰り返して純度の高い蝋を取り出し、ろうそく芯に蝋を浸み込ませた後、残りの蝋を型に流し込む予定だったのですが、ろうそく芯に浸み込ませただけで全ての蝋を使い切ってしまいました。
小袋一杯に採集した種子からたったこれだけの蝋しか集められなかったため、とても貴重に感じました。