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成美学園高等學校
2024年04月09日
教員が歌のパフォーマンスで新入生を歓迎(千葉県など・通信制高校)
4月8日(月)、成美学園高等學校は千葉県勝浦市の本校にて入学式を行いました。
今年度は本校に加え、千葉県をはじめとした関東圏の学習拠点も含めて合計831名の生徒が入学。
新入生の名前が一人ひとり読み上げられ、入学を許可されました。
式の初めに、成美学園のテーマでもある「夢」の文字が掲げられた校旗が生徒の手によって壇上へ掲げられました。
式辞では、成美学園グループ理事長・酒井秀光さんが登壇。
成美学園のモットー「認めて、引き出して、応援する」に触れ、「ここの先生たちは、みなさんのお話を聞いてくれ、相談に乗ってくれる。成美学園はそういう学校です」と話し、「3年間はあっという間。音楽やスポーツなど、自分のやりたいことをやって、楽しい学校生活をおくってもらえたら」と語りかけました。
続いて校長・中島宗一さんは式辞の中で「一芸に秀でる」という言葉に触れました。
「みなさんの中にも、勉強は苦手だけどスポーツは得意、あるいはスポーツは苦手だけど勉強は頑張れるなど、色々あると思いますが、一日一日を精一杯生きて、充実した学校生活をおくってほしい」と新入生にエールをおくりました。
在校生からの歓迎の言葉を読んだ生徒は、中学、高校と学校に足が向かず、昨年12月に同校に転入したと入学当初を回顧。
「勉強の遅れを取り戻していけるのか不安でしたが、成美学園高校の先生たちが相談に乗ってくれたり、1対1で教えてくれたりしたおかげで、不安な気持ちが少しずつなくなっていきました」。
「毎日学校に行くことが当たり前のように思われているけれど、私は当たり前だとは思いません。私は、毎日学校に行くことはとてもすごいことだと思います。成美学園には優しい先生や頼れる仲間がいて、あたたかい居場所があります。まずは学校に来て、そこから一緒に悩みましょう。」と新入生を励ましました。
新入生代表の言葉を読んだ生徒は、「中学校は2年間ほとんど行けていなかった」と話し、「思い出も少なかった中学校生活でしたが、卒業式の日、わけもわからず涙が止まりませんでした。ちゃんと毎日いくべきだった、学校での友達との時間を、もっと大切にするべきだったとすごく後悔した。高校では、悔いのないよう毎日登校して、沢山の時間を友達と過ごしたい」と心境を吐露。
「私が成美学園高校でやってみたいことは音楽です。夏休みの説明会のときに聞いた先輩たちの楽器さばきに憧れて、やってみたいと思いました。素敵な演奏を届けられるよう頑張って練習するので、楽しみにしていてください」と意気込みました。
式典が終わると、「ウェルカムパフォーマンス」と題して、先生たちが新入生の目の前に登場。
映画「天使にラブ・ソングを…」の劇中歌で知られる『Hail Holy Queen』を披露しました。
映画同様おごそかなコーラスから始まり、途中から手拍子が加わりリズムが一転、にぎやかなムードに。
「入学おめでとう!」「3年間よろしくね」といったメッセージも掲げられ、会場は大きな拍手に包まれました。
続いてのパフォーマンスには、元ミュージシャンの理事長・酒井秀光さんと、ドラマーの顔を持つ学園長・酒井一光さんも参加。音楽講師のギター・ボーカルに合わせ、理事長のピアノ、学園長のドラムが重なり、優しく美しい演奏が奏でられました。
個性豊かな先生たちのパフォーマンスに新入生たちは驚きつつも、音楽に合わせて手拍子を取っていました。
通信制高校でありながら、毎日通学ができる成美学園高校。
人工芝の校庭もあり、女子硬式野球部やゴルフ部、eスポーツなどにも力を入れています。
本校開校から1年がたち、校内にはトレーニングスペースやゴルフシミュレーターなども整備され、設備もさらにパワーアップしています。
好きなことが見つかったら、それを認めて、引き出して、応援してくれる。
そんな成美学園の先生たちの思いが伝わってくる式となりました。
(取材・文/学びリンク編集部 小野ひなた)
歓迎パフォーマンスの様子を動画でご覧いただけます☆