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N高等学校・S高等学校
2024年05月10日
N/S高の生徒が作る日本一の文化祭「磁石祭2024」を開催!
生徒一人ひとりが主役の文化祭
学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校(本校:沖縄県うるま市)、S高等学校(本校:茨城県つくば市)、N中等部が合同で実施する文化祭「磁石祭2024」が4月27日(土)、28日(日)の2日間、ニコニコ超会議2024(幕張メッセ)内でリアル開催されました。
4月19日(金)から特設サイト上にオープンしたオンライン会場でスタートした磁石祭。27日からのリアル会場は、ステージ発表と展示ブースで様々な企画が行われました。
今年度は、これまで以上に生徒主体で実施され、磁石祭実行委員会と生徒会が企画・運営を担当。各企画のサポートをはじめ、ステージなどのゲスト選定、スポンサーの渉外活動も生徒自身が行いました。
生徒会の高橋さんは、磁石祭について「N/S高の魅力がぎゅっと詰まっています。研究部がブースを出展していたり、美術部がイラスト販売をしていたりと本当に多彩なお祭りです」と述べました。
個性豊かな企画が満載の展示ブース
当日は、全部で12ブースが会場に設置され、様々な企画が行われました。
VR空間(ワールド)でホラー体験ができる『バーチャルスクールミステリー ~N/S高七不思議の恐怖~』は、普通科バーチャルイベント実行委員の生徒がワールドをゼロから作り上げて磁石祭に出展。ブースを担当する生徒は「校舎に似せたワールドの中でN/S高の七不思議をホラー体験できます。ワールドの作成からアクションまでをゼロから作り込みました」と、企画について話しました。
また、27日(土)限定の『研究部「超」展示会』では、様々な分野の研究活動を行っているN/S高研究部が研究成果や収集物などを展示。3Dプリンターで制作した歩行ロボットを紹介していた生徒は、「特に、関節にある力を出すための部品の開発に取り組みました。研究開始から3年目にしてようやく発表することができました」と、思いを話しました。
そのほかにも物販ブースや謎解きゲーム体験、生徒会役員と交流できる生徒会放課後カフェ、ドローン体験、次世代デジタルスポーツ“SASSEN”の体験コーナー、想い人や家族・友人など大切な人に気持ちを届けられる磁石神社などが来場者を楽しませました。
ゲストと共に盛り上がりを見せたステージ
会場内のステージでは最初に、磁石祭リアル会場の開会を告げるオープニングイベント「集まれ主人公!マグネットファンファーレ!」が行われました。冒頭の開会宣言は、N高の奥平博一校長、S高の吉井直子校長、N中等部の折原ダビデ竜共同スクールプレジデントが務めました。
オープニングのゲストとして登場したのは、理系YouTuberの「ラムダ技術部」さん。磁石祭で『詐欺グラフの作り方とその見極め』について披露しました。詐欺グラフは「データを捏造するタイプ」と「サマリーで錯覚させて間違いを誘導するタイプ」の2パターンがあるとし、会場では「デザインで錯覚させるグラフ」について紹介。有名な論争である「きのこの山とたけのこの里、どちらが好きか」をステージ上でアンケートした結果を使い、即興で制作された詐欺グラフに会場は大盛り上がりでした。
そのほか、実行委員による配信番組「マグネットTV」やステージの生配信がオンラインで行われ、リアル参加ができなかった生徒も楽しめる工夫がなされていました。
ステージの観覧スペースが満員になるほどの人が訪れ、大盛況となった磁石祭2024。生徒が行動して作り上げる姿は、まさに角川ドワンゴ学園が大事にしている“生徒自らが発信できるようにする”ことが体現されていました。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)