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飛鳥未来高等学校
2024年05月30日
「ALL IN」仲間もライバルも、互いにたたえあう体育祭
5月28日(火)、飛鳥未来高校は合同体育祭「ASU☆FES」を代々木国立競技場第一体育館(東京都渋谷区)にて開催しました。
今回は、足立、池袋、横浜関内、横浜、千葉の5キャンパスによる合同開催。
毎年大いに盛り上がりを見せる「ASU☆FES」ですが、今年は昨年から更に規模を拡大し、生徒約2000名・保護者約900名が集い熱狂する一大イベントとなりました。
今年のテーマは「ALL IN~この瞬間この場所に全てをかける~」。この日のために一丸となって準備をしてきた生徒たちの熱気が会場を満たしていました。
「ASU☆FES」ではキャンパスごとにチームカラーがあります。足立キャンパスは赤団、池袋キャンパスは青団、横浜関内キャンパスは黄団、横浜キャンパスは黒団、千葉キャンパスは緑団。装飾賞、競技賞、パフォーマンス賞、総合優勝を目指して競い合います。
開会・オープニングは本格的なムービーが巨大スクリーンに映し出され、生徒たちからは歓声が上がりました。5キャンパスからの有志で構成されたパフォーマーによるアクロバットなダンスも披露され、会場は一気に盛り上がります。
続いて各団団長による選手宣誓が行われました。
いよいよ競技スタート。「台風の目」「綱引き」「玉入れ」「カンガルーダッシュ」「空飛ぶボール」が行われ、生徒たちは真剣に勝負にのぞんでいました。
この日行われた競技は、単純な運動神経だけで勝負が決まるものではなく、チームワークや周りを見る力も問われるものばかり。生徒たちは同じチームの仲間たちに大きな声援をおくり、勝利のハイタッチを交わしていました。惜しくも負けてしまった際には相手チームへ拍手をおくる姿もみられ、互いへのリスペクトを感じました。また、「高校生クイズ」といった運動が苦手な生徒が活躍できる競技もあり、生徒全員が楽しめる工夫が見られました。
中盤には、飛鳥未来高校の母体である学校法人三幸学園が運営する、ぽけっとランド市ヶ谷保育園の園児たちによるパフォーマンスも。かわいらしいダンス、パラバルーンで会場を魅了しました。
一生懸命に練習してきたことを感じさせる息の合ったパフォーマンスに合わせて、飛鳥未来高校の生徒たちも手拍子で応援。
ASU☆FES実行委員の生徒たちは、パフォーマンスに登壇する園児たちを優しくエスコートし、頼れるお兄さん・お姉さんぶりを発揮していました。
続いての「団パフォーマンス」では、各団が工夫を凝らしたダンスパフォーマンスを披露。コート上の生徒だけでなく、客席の生徒もウェーブや掛け声で盛り上げるなど、自チームの団結力をアピール。各団スタイリッシュなダンスで会場を沸かせました。
終盤には目玉競技の「選抜リレー」が行われました。各団の選抜された選手たちが円陣を組み、大きな掛け声で気合いを入れました。スタートの旗の合図と共に走り出す選手たち。抜きつ抜かれつの展開に会場のボルテージは最高潮。熱狂的な声援が轟きました。
当日は司会進行や実況も生徒が担当。競技の準備時間には各チームの取り組みを紹介したり、競技中は白熱の試合をさらに盛り上げていました。
各チームはこの日のためにTシャツや法被、団旗や横断幕を制作。最もすぐれた装飾を作ったチームにおくられる「装飾賞」を受賞したのは黄団(横浜関内キャンパス)でした。
「チームパフォーマンス」において、パフォーマーとスタンドの一体感や盛り上がり、完成度が評価点となる「パフォーマンス賞」はなんと同率1位。「緑団」(千葉キャンパス)と、黒団(横浜キャンパス)でした。
そして「競技賞」、および「総合優勝」に輝いたのは、黒団(横浜キャンパス)でした!
黒団団長の生徒は、昨年の悔しい想いを振り返り、今年一緒に戦ったチームのメンバー全員へ感謝を述べました。優勝旗を受け取り、仲間たちと喜びを分かち合っていました。
表彰式の最後には、実行委員の生徒が登壇。各キャンパスの委員たちと開催に向けて日々協力しあう中で、「チームは違うけれどみんな仲間なんだ」と実感したと話しました。
フィナーレでは、RADWIMPSの「正解」の曲に合わせて、全員がめいめいに肩を組むなどして体を揺らし、互いの健闘を称えました。
(取材・文/学びリンク編集部 小野・柳)