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新着情報

緑誠蘭高等学校(りょくせいらん)

2024年06月07日

在校生が語る緑誠蘭高校の魅力! 通ってみたら不安はきっとなくなる(長野県など・通信制高校)

6月3日(月)、緑誠蘭高校 知立校(愛知県知立市)を取材しました。在校生の内田芽玖(うちだがく)さんが同校の魅力を語ってくれました。

 

▲高校3年・内田芽玖さんと担任の三田涼さん

 

2024年6月現在、知立校には160名を超える生徒が在籍しています。中学卒業後にそのまま緑誠蘭高校に入学する生徒もいれば、全日制高校などから転編入してくる生徒も多くいます。授業では、科目ごとに受講する生徒が異なり、年齢や緑誠蘭高校に入ったタイミングもそれぞれ違うため、周りを気にせずに馴染みやすい環境があります。

 

内田さん自身も、高校1年の秋に、全日制高校から通信制高校の緑誠蘭高校へ転入した一人です。内田さんは、緑誠蘭高校を選んだ理由についてこう話しました。

 

内田さん:中学卒業後は全日制高校に入学したのですが、周りに馴染めずに登校する頻度が減っていってしまいました。学校に行くことが困難な状態になってしまった時に、自分の姉が「私が通っている緑誠蘭高校にこない?」と誘ってくれたんです。姉も、全日制高校から通信制高校に転入した一人でした。緑誠蘭高校に通っている姉の姿をそばで見ていて、友達もできて楽しそうだなと感じていました。そんな姿を見て、僕自身も「緑誠蘭高校だったら馴染めるのかな」と思い、体験授業に参加させてもらいました。そこで学校や授業の雰囲気を見て、“ここなら僕も大丈夫” と感じて、緑誠蘭高校へ転入することを決めました。

 

内田さんは、緑誠蘭高校に入った初日に、一緒のタイミングで転入してきた生徒と仲よくなったと言います。今は特に仲のよい5人で学校生活だけでなく、プライベートでも映画を見に行ったり、ゲームをしたりするそうです。

 

緑誠蘭高校の特長の一つとして、登校スタイルや時間割を自由に決められるところがあります。知立校では週2日で登校する生徒が多いそうです。内田さんはその特長について、

 

内田さん:登校する日数や時間を自分で決められるので、自由な時間をつくりやすいです。自分の気持ちを整えたり、アルバイトをして社会経験を積んだりと、自分のために時間を費やせるのは通信制高校ならではのよいところだと思います。僕自身は、週3日で学校に通っています。月曜日は1時間目からで、水曜日と金曜日は午後からです。履修する科目は、担任の先生と相談して決めました。

火曜日と木曜日には、コンビニでアルバイトをしています。学校では学べない社会経験を積みたかったのと、自分が社会で働くことに対してどう感じるのかを確かめたくて、アルバイトを始めました。コンビニの業務は商品の会計だけでなく、荷物の受け取りや税金の支払いなど多種多様で覚えることがたくさんあり大変ですが、やりがいがあります。

 

▲空き時間や履修している授業がない日は、自習室で過ごせます

 

また、緑誠蘭高校では、AR(拡張現実)を活かして、授業をいつでもどこでも見られる環境を整えているのも特長です。授業を受けるAR教室には2つのスクリーンが設置されており、他校舎の先生や生徒と繋いで、一緒に授業を行います。全ての授業がオンラインでライブ配信されており、授業後には録画動画が生徒に共有されます。この授業形態について内田さんは、

 

内田さん:各科目の専門の先生がいる場所から授業を配信してくれます。専門の先生は知識の量が多くて、わからないことを聞いてもすぐにわかりやすく教えてくれて、ありがたいです。

また、授業を休んでも、録画した動画を見られるので安心です。緑誠蘭高校のレポートは、教科書をベースとした問題だけでなく、授業で先生が発言したことをまとめたり、自分の意見を書いたりする問題があります。その時に授業動画を見直せるのは助かります。

 

▲授業を教える教員と、教室にいる生徒をサポートする教員の2人体制で授業を進めます

 

さらに、緑誠蘭高校では、一般科目だけでなく、「ビジネススキル」「プログラミング」「CG」「調理・スイーツ」「ファッション」など、専門分野の基礎的な学びができるのも魅力です。専門的な授業を開講できるは、母体にこれらの分野を学べる専門学校があるからです。内田さんは、パソコンを使う授業を積極的に受けていると話しました。

 

内田さん:PCゲームをよくやっていたので興味があり、これまでに「パソコン基礎」や「CGアニメ」、「プレゼンテーション」などの授業を取りました。CGアニメは初めての挑戦だったのですが、先生が操作を一つ一つ丁寧に教えてくれて安心して学べました。先生が用意してくれた絵にプログラムを書いて動かしてみたり、アプリでの画像加工を学んだりしました。スキルや知識を身につけるだけでなく、実際に体験してみて、自分がどんなことに興味があるのかなど自分を知れる機会にもなりました。

 

また、内田さんは、好きな授業として「体育」を上げました。

 

内田さん:体育の授業は、週1回あります。小学校ではバスケットボール、中学ではテニスをしていたので、体を動かすことは楽しいです。みんなとしゃべりながら、和気あいあいとした雰囲気で、お互いの仲が深まりやすい授業でもあります。

 

▲校舎2階にあるホールでは、軽い運動を楽しめます。式典行事もここで行われます。

 

これまでの高校生活での一番の思い出を伺うと、内田さんは「信州学」と答えました。「信州学」とは、緑誠蘭高校の本校がある長野県で、実際に自然や歴史に触れながら学ぶ行事です。年2回、開催しています。

 

内田さん:当日は知立校に集まって、みんなでバスに乗って日帰りで信州に行きます。名物の信州そばを食べたり、郷土料理の五平餅をつくったりと、プチ旅行みたいで楽しかったです。長野には、よく冬に家族とスノーボードに行くのですが、高校の友達と新たな長野の思い出ができてよかったです。

 

まとめとして、内田さんは、緑誠蘭高校の魅力についてこう語りました。

 

内田さん:生徒と先生の距離が近いので、授業でわからなかったことがあってもすぐに聞けます。いろんな分野の先生がいるので、気が合う先生を見つけやすいと思います。CGアニメの先生とはアニメの話で盛り上がったり、担任の先生とはスポーツ好きという共通点があったりします。先生と自分との間で共通点があると親近感が湧いて、信頼できる関係が築きやすいです。生徒も優しい人が多くて、いつも周りを気にかけてくれますね。

 

また、内田さんは、緑誠蘭高校に入ってから成長を感じ、将来の夢も見つかったと話してくれました。

 

内田さん:緑誠蘭高校に入ってから、精神的に成長したと感じます。転入前は学校に行けなくなるほど心身の調子が崩れていましたが、今は立ち直っています。自由な時間がある中で、ストレス発散法を見つけられたのがよかったのだと思います。趣味のベースで、好きな曲をガンガン弾いて、ストレスを発散しています。

将来は、精神保健福祉士になりたいです。自分や姉が精神的に悩んだ経験から、将来は自分が助ける側になりたいと思いました。夢を叶えるために、高校卒業後は専門学校に進む予定です。今は推薦入試に向けて、作文や面接の対策を先生と一緒に行っています。

 

最後に、今、通信制高校を検討している子たちに対して、こうメッセージを送りました。

 

内田さん:通信制高校に入る前は、「通信制高校って実際はどうなんだろう」と不安に感じることもあると思います。僕自身もそうでした。しかし、緑誠蘭高校に入ってみたら、その不安はなくなりました。自分の時間を大切にできたり、友達をつくれたり、信頼できる先生と出会えたりしたからです。だから、恐れないで、通信制高校を選んでほしいです。

 

緑誠蘭高校は、長野県木曽郡に蘭本校があります。サテライトキャンパスは、知立校のほかに、塩尻校(長野県塩尻市)と中津川校(岐阜県中津川市)があり、長野県、岐阜県、愛知県、三重県から入学ができます。

週1日から自由に登校でき、登校が難しくても、オンラインで自分がいる場所から好きな時間で学べる環境が整っています。学びを諦めずに、自分のペースで学べる学校です。

 

 

(取材・文/学びリンク編集部 柳野安海)

 

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