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第一学院高等学校
2024年06月25日
ジブン思いに過ごせる、学べる場所「第一学院 managaraBASE 梅田」
第一学院 managaraBASEは、第一学院高校グループの「高校生・大学生の新しい学びの場」として東京・池袋に2023年に新設。以降順調に生徒数を伸ばし、2024年4月には大阪・梅田にも開設しました。グループの第一学院高校やmanagara HighSchoolと+αで利用することで、高校卒業資格だけでなくその先の進路やキャリア形成に活かせる力を身につけられる場所です。
2024年4月に大阪・梅田に開設されたBASE梅田は、木目調の机やいす、レンガの壁などでぬくもりと落ち着きを感じられる空間となっています。
拠点内は大きく4つのスペースに分かれ、授業やグループワークを行うプロジェクトスペース、生徒の好きなものや制作した作品などを見ながら交流できるギャラリースペース、自身の活動に集中できる自習スペース、クッションが置かれたリラックススペースがあります。
このスペースの中で、生徒たちは思い思いに活動ができます。レポートに取り組んだり、クエストに参加したり、コンシェルジュ(教職員)と話したり。週5日通い放題の中で自由に過ごしています。
取材当日は、BASE池袋とZoomでつないで行われたタイムマネジメントクエストにプロジェクトスペースで参加する生徒の姿がありました。Zoomの画面とは別に、「窓」と呼ぶ縦長の画面にコンシェルジュやBASE池袋の様子が映し出され、実際に空間がつながっているかのような感覚でクエストを受けられます。
同時に、コンシェルジュと一対一で1on1ミーティングをする生徒もいました。学習面の悩みから進路のことなど、週1回の1on1を通して相談・質問することができます。
また拠点内には、生徒たちが取り組んだ成果物が掲示されていました。
BASEでは、独自の学習方法である「クエスト」や「ポータブルスキル」のミッションに生徒がそれぞれの興味・関心に合わせて取り組んでいきます。
生徒の中には、「初めての駅で降りて、飲食してみよう」のクエストカードを選ぶだけでなく、自分で「BASE周辺のグルメマップを作ってみよう」というクエストを作り、実際に足を運んだ飲食店の様子を冊子にまとめている人もいました。
その他にも、思考術クエストで取り組んだ「老後2000万円問題について」の成果をまとめた模造紙、生徒発案で行ったデッサンのクエストで描いた絵も飾られており、生徒が豊かな発想を活かして学びに取り組んでいる様子がわかります。
BASE梅田の住澤ディレクターは、「自分から行動するのは難しくても、『やってみない?』と声をかけると参加してくれる子は多いです」とし、「まだ、できたばかりなので少人数で落ち着いた雰囲気の中で学びたい生徒が多いですが、休憩時間はゲームをしたりみんなでワイワイ過ごす姿も見られます」と話しました。
また、今年からグループ校である第一学院高校との交流も増えていく予定だと話します。実際に、6月には第一学院高校大阪・大阪梅田キャンパスと合同で体育祭を開催。BASE梅田の生徒も企画・運営段階から参加し、ある生徒は当日の司会と競技中の実況を担当しました。そのほかにも、文化祭などのイベントを共同で実施予定だといいます。
BASEは、大学生が利用できるのも特徴の一つ。梅田では、系列大学である『ネットの大学managara』の学生が在籍しており、高校生と一緒にクエストを受けたり、ワークショップなどに参加しています。高校生は大学生と過ごすことで、少し先の未来を思い描くこともできるでしょう。
第一学院managaraBASE高等部は、2024年7月に福井県、9月に広島県福山市に新たな拠点を開校予定です。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)
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