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N高等学校・S高等学校
2024年06月28日
N/S高政治部第5期が始動!初回講義のゲストは自民党幹事長の茂木敏充氏
6月19日(水)、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校(本校:沖縄県うるま市)、S高等学校(本校:茨城県つくば市)の政治部が特別講義を行いました。
N/S高政治部は、主権者教育の一環として政治を通して、社会の問題や課題を自分の力で調べ、考えられるようになることを目指しています。2024年5月より特別顧問の川邊健太郎氏の下で5期目がスタート。今年度初めての特別講義は、自民党幹事長の茂木敏充氏をゲストに迎えて行われました。
現役の幹事長がN/S高政治部で特別講義を行うのは初めてのこと。会の冒頭では、茂木氏が部員に対してメッセージを送りました。まず、「自民党の幹事長に対してどういうイメージを持っているか」を問いかけ、「N/S高のみなさんが通信制高校のイメージを変えてきたように、今日の講義を通じて自民党幹事長のイメージを変えて行けたらと思っています」と述べました。そして、「チャレンジしなければ新しい時代は来ません。新しい時代を担うN/S高のみなさんと今日は語り合いたいです」と伝えました。
続いて、部員と茂木氏によるQ&Aセッションが行われました。
「外交上で一番重要なことは何か」と問いかけた金子さんに対し、茂木氏は「外交において、自国の主張を明確に伝えることは大切ですが、同時に相手の意見に耳を傾けて、一致点を探していくことも重要だと考えています」と述べました。その上で、外務大臣時代には「包容力と力強さ」を大事にしてきたとし、「今、ウクライナやガザの問題で世界は非常に厳しい状況です。そういう時こそ、それぞれの国の伝統や文化を大事にしながら一緒に考えたり、法や権利など基本的な価値については絶対に譲らない姿勢を持った日本の外交が必要になってくると思います」と話しました。
金子さんは当日の講義について、「自民党に対して古い政党というイメージがありましたが、今日の講義を通して、時代に合わせて政策を行っていると知り、イメージが変わりました」と話しました。高校1年生の金子さんですが、中学2年生の時に憲法草案を作ったことがあるそうで、N高へ進学した理由の一つが政治部だったと言います。今後の活動については、「チームで政策提言を作るときには、茂木さんの講義でもあったように自分の意見を主張しながら、相手の意見も聞いて折り合いをつけていければと思います」と話しました。
会の最後に茂木氏は、「過去と自然は変えることができないけれど、未来と社会はいくらでも変えることができます。仲間と助け合いながら、チャレンジをする。これを繰り返せば夢は必ず実現すると確信しています。若いみなさんの将来に期待しています」と伝えました。
政治部員たちが、これから活動の中でどのように政治を見ていくのか、考えていくのか。N/S高政治部第5期の活動にご注目ください。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)