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さくら国際高等学校
2024年07月23日
雨乞いの伝統文化にふれ、心は晴れやかに(長野県・通信制高校)
7月15日(月祝)、さくら国際高校は別所温泉のお祭り「岳の幟(たけののぼり)」に参加しました。
同校からは有志で集まった1~3年生16名が参加しました。
「岳の幟」は選択無形民俗文化財であり、日本三大旗祭でもある歴史あるお祭りで、今年で第521回目を迎えました。
朝9時から別所温泉街を練り歩き、最後に、別所神社へ幟を奉納します。
ところが当日はなんと土砂降りの雨。
しかし、お祭りは止まりません。なぜならこのお祭りの目的は「雨乞い」だからです。
降りしきる雨の中、水を吸って重くなった幟を交代で持ちながら、みんなで別所温泉街を練り歩きました。
最終目的地である別所神社には11時半頃辿り着き、無事に幟を奉納することができました。
時間にしてみれば3時間にも満たない行程でしたが、奉納が終わった後の生徒たちの笑顔には確かな達成感があったように見受けられました。
学校に戻ってからは、「岳の幟」保存会の方々からもらったおはぎなどを食べ、みんな無事に家へ帰っていきました。
地元の伝統文化にふれ、みんなと協力しながら温泉街を練り歩いたこの日。天気は土砂降りでも、生徒たちにとって、心は晴れやかな思い出となったのではないでしょうか。