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北豊島高等学校
2024年08月09日
デザインワークショップで夏をデザイン(東京都・通信制高校)
8月1日(木)、北豊島高等学校(東京都荒川区)がオリジナルセミナーで「デザインワークショップ」を開催しました。
オリジナルセミナーは、“主体的に学ぶ姿勢を身につけること”と“進路選択への考察を深めること”を目的とした同校独自の講座。生徒たちにとっては、体験的・交流的な活動を通して、普段の学習とは違った学びを得られる機会となっています。
今回は、東京デザイナー・アカデミーから先生と学生スタッフが来校し、「夏をデザインしよう!」をテーマに、風鈴をデザインしました。
まずはどんなデザインにしたいか、参考になりそうな画像をスマホで検索したり、ラフを描いたりしながらイメージを固めていました。
描きたいものが決まった生徒から、いよいよ風鈴に絵や模様づけ。下書きができないので一発勝負のなか、生徒たちは慎重に少しずつ描き進めていました。
丸いガラスに描き込むのは難しいので、みんな真剣です。紙の上に置いて見え方を確認したり、ウェットティッシュで線を整えたり…。
途中、インクが垂れるハプニングにあう生徒もいましたが、先生から「良い味になってるよ」と朗らかに笑いかけられ、インクを活かしたデザインに変更していました。
クラゲをイメージしてデザインした生徒は、短冊部分に切れ込みを入れ、クラゲの足に見えるよう工夫。それに気が付いた周りから「かわいい!」「ナイスアイディア!」という声がかけられていました。
早めに風鈴を作り終えた生徒はオリジナルバッジに取り掛かりました。風鈴とはまた違った雰囲気のデザインを目指し、構想を固めていました。
生徒たちは一緒に作業をする中で、学生スタッフから「青が好きなの?」「バイトしてるんだね! 今何が売れるの?」と声をかけられ、盛り上がる場面もありました。和気藹々とした雰囲気があったことで、より自由にデザインできたように見受けられました。
東京デザイナー・アカデミーの先生からは、「みんな無事完成しました!1時間って、たくさんあるようでけっこう短い作業時間だったと思いますが、みんなそれぞれ楽しめたら嬉しいです。年に一回講座を行っているので機会があったらまた参加してみてください」とメッセージが送られました。
北豊島高校のオリジナルセミナーは、デザインワークショップの他にも、大学や専門学校の担当者からお話を聞ける「オンライン進路ガイダンス」、福祉系の情報や仕事について理解を深められる「福祉系セミナー」を開催しています。
普段の学習ではなかなかできない体験をし、お話を聞いていくことで、生徒たちは将来像を描くヒントを得られるのではないでしょうか。
(取材・文/学びリンク編集部 柳)