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駿台 i 高等学院 神戸キャンパス(駿台甲府高等学校 通信制課程)
2024年10月09日
“高校卒業後の進路”まで導く 駿台グループの新たなサポート校(兵庫県・サポート校)
学びリンクは、2024年9月に開校したサポート校 駿台i高等学院(兵庫県神戸市、提携:駿台甲府高校 通信制課程)を取材。駿台i高等学院の担当者に、同学院ならではの特長について伺いました。
▲キャンパスに入ると、オープンな職員室があります。先生が生徒を温かく迎え入れます
駿台i高等学院は、駿台予備学校と駿台の専門学校が全面協力した、進学・留学専門のサポート校です。
JR三ノ宮駅徒歩4分のところに、駿台i高等学院専用のキャンパスを設置しました。JRのほか、阪神、阪急、地下鉄からも交通のアクセスがよいです。
コースは、週1~5日で日数を選べる通学コースがあります。大学進学を明確な目標とする「特別進学」、基礎から学んで大学・専門学校への進学を目指す「基礎総合」から選べます。
駿台i高等学院の特長は、駿台グループがこれまで培ってきた経験・ノウハウを活かして、高校卒業後の次のステージである大学・専門学校への進学、留学に進めるよう充実したプログラムが用意されているところです。そして、担任の先生が一緒に、生徒一人ひとりの状況や希望に合わせて時間割を組み、目標に向かって学習を進めていけます。
この特長について、担当者は「週1~5日の自由通学制を導入していますが、登校したら、取り組むプログラムがきちんとあります。学習の時間と内容、流れがないと何をしたらよいかわからない生徒も安心です。さらに、進学に向けた学習だけでなく、将来の進路選択につながるプログラムも充実させており、高校生活も楽しめます」と述べました。
普段利用する学習プログラムは、駿台予備学校含めた駿台グループならではの学習コンテンツや受験・進路指導が揃っています。追加オプション費用等がなく、駿台i高等学院に加えて、個人で塾・予備校に通わなくても学力を補える内容になっています。
主に学習では、駿台予備学校が開発した学習システム「駿台Diverse」を利用します。
レベルが3段階に分かれており、高校3年間の基礎内容を押さえられる「プレ」、地方の国公立・難関大私大を目指す「中級」、東大、京大、早慶などを目指す「上級」から選べます。中学の復習から始める場合は、復習用の豊富な学習コンテンツを利用できます。
学習の流れは、駿台のエース講師による項目ごとの短い映像授業、要点のアウトプット、そして確認テストを繰り返し行う形式です。
学習する際は、オープンスペースの好きな席で行います。各学習過程を「個別に」先生が確認していきます。そのため、独学ではなく、個別指導に近い授業となっています。
▲パーテーションがあるブースやマットに座ってくつろげるスペースもあります
また、担当者は、「駿台Diverse」は学ぶだけのものではないと力説します。「生徒の学習状況が管理され、先生がそれをチェックできるシステムにもなっています。生徒がどこまで進んでいて、どの程度理解していて、模試ではどのくらい成果が出ているのかなどを先生が把握し、進捗管理ができるのです」
この学習スタイルによって、生徒一人ひとりが学びたい教科・科目を選べ、それぞれに合ったレベルとペースで、先生と一緒に学習を進めていけます。
午後には、「キャリア探究」授業と「プロジェクト型学習」が月2~3回ずつ組み込まれています。これらの授業は希望制で、オンラインまたは対面で受けられます。
▲壁がないため、開放的な教室となっています
「キャリア探究」授業では、自分の興味関心や将来のやりたいことを見つけていけます。駿台グループの専門学校の先生が授業を行い、さまざまな分野に触れ、各分野の仕事のおもしろさなどを知れます。学べる分野は、IT、航空・エアラインサービス、鉄道サービス、ブライダル、ホテル、観光、韓国語・韓国芸能文化です。
例えば、ブライダルでは、専門学校にある模擬結婚式場で、専門学校生と一緒に結婚式体験を行います。お客様から式場スタッフまで結婚式に関わる役割をそれぞれ決めて、実践的に学べます。
▲キャリア探究授業の実施日や内容が掲示されています。来年度からは生徒の希望に合わせて、内容を組んでいきます
「プロジェクト型学習」では、ボランティア活動や地域・社会の課題解決、学校行事の企画・運営などに挑戦できます。
具体的な活動に向けて、まずは自分自身を知ることから入り、他者との関係性を学ぶプログラムが組まれています。そして、地域・社会と実際につながっていき、実践的な活動する流れです。自ら考え、仲間や地域の方々と一つの目的に向かって活動することで、一歩ずつの成長をかみしめることができます。
留学は、駿台グループの「駿台国際教育センター」が徹底サポートします。高校在学中の留学はもちろん、高校卒業後の留学、海外大学進学も可能です。期間やプログラムの内容も豊富です。留学先で学習も生活もこなせるように、オンラインで1対1での英語づけ学習を行い、準備を進めていけます。
この10月からは、他の高校から転・編入してきた生徒たちが通い始めました。
同学院の生徒ついて、担当者は「進学校で勉強するのが疲れた、大学に行きたくて勉強はしているけれどこのまま合格できるか不安など感じている生徒がここにきています。真面目な生徒が多いですね」と話しました。
11月頃からは、中学校の学習フォローを目的とした中等部が開設される予定です。そして、2025年4月からは、高校1年生も仲間に加わります。
第一期生として、生徒主体の学院づくりが本格スタートします。
(取材・文/学びリンク編集部 柳野安海)