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2025年01月14日
通信制高校卒業生の大学進学率が約27%に。大学・専門学校等合計進学率は約52%に
通信制高校卒業後に大学進学が進学先比率で最も高かくなりました。これは12月に文部科学省から発表された学校基本調査(確定値)の分析でわかりました。
2023年度通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%と、昨年度まで進学先トップを占めていた専門学校進学率24.4%を初めて上回りました。大学進学率は通信制制度始まって以来最も高いレベルになりました。
また、大学・専門学校等への進学率は51.7%となり卒業後進路の半数を超えました。こちらも通信制始まって以来のことです。
公私の内訳で見ると、私立通信制高校の23年度大学進学率は27.7%で専門学校進学率25.5%を約2ポイント上回りました。22年度は前者(25.2%)と後者(25.5%)はほぼ並んでいました。進学者数でも20,840人と初めて2万人を超えました。
14年度の私立通信制高校大学進学率16.4%と比べるとこの10年間で約11ポイント大学進学率が高まったことになります。専門学校進学率はこの10年間の推移を見ると22%から27%の一定幅の間で推移しています。
公立通信制高校も23年度に初めて大学進学率(16.4%)が専門学校進学率(15.5%)を上回りました。
公立通信制高校の大学進学率は14年度の10.0%からこの10年間で約6ポイント上昇しました。
男女別の大学進学率は、男子25.6%、女子27.2%と女子の大学進学率が高くなっています。専門学校等進学率を合わせた進学率は男子49.4%、女子52.2%となっています。
一方、大学進学率の上昇を要因として進路未定率は下がっています。公私全体の進路未定率は28.2%と30%を下回りました。14年度の41.5%に比べると約13ポイント改善しました。
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