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N高等学校・S高等学校・R高等学校
2025年04月07日
約1万名が卒業!令和6年度N/S高・N中等部合同卒業式/N高グループ(全国・通信制高校)
3月28日(金)、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校(以下、N高)、S高等学校(以下、S高)、N中等部が令和6年度合同卒業式を挙行しました。
会場となったのは、この春新たにグループ校として加わったR高等学校(以下、R高)の本校がある群馬県のベイシア文化ホール(群馬県前橋市)。会場に来られない生徒はネットで参加し、そのコメントが会場スクリーンに表示されていました。
令和6年度は、N/S高9,962名とN中等部582名(各2025年3月25日時点)という約1万名の生徒が卒業と修了しました。会の冒頭では、卒業生が入学した2022年の入学式から辿るメモリアル動画が流れ、N高グループでの思い出を振り返りました。
卒業証書、及び修了証授与では、会場で登壇した代表生徒に対しメンターから送られた卒業生一人ひとりへのコメントが各校長より代読され、卒業証書と修了証が手渡されました。
その後、全国の卒業生一人ひとりに対し、ニコニコ動画のマスコットキャラクター「ニコニコテレビちゃん」から卒業証書が授与されました。また、合わせて教職員からリアルタイムでお祝いコメントが送られました。
次に、学校長代表の言葉がN高等学校の奥平博一校長より述べられました。奥平氏は、「N高グループでの学びはみなさんにとっていかがでしたか」と投げかけ、「これからの社会は、マニュアル遵守の時代から自身で課題を見つけ、解決策を編み出す創造の時代へと急速に変わっていくことでしょう。そう考えるとみなさんが行ってきた学びは、未来の学びの形だったと言えます」と伝えました。そして、「明日からもワクワクする新しい時間が始まります。みなさんは我が角川ドワンゴ学園の卒業生であると同時に、明日からも我々の仲間です」とメッセージを送りました。
続いて理事長祝辞では、同学園の山中伸一理事長が登壇。卒業生に対して、「自信と誇り、夢、そして感謝の心を持ち、これからみなさん一人ひとりの人生を前に向かって歩んでいくことを心から期待しています」とエールを送りました。
その後、卒業生へ群馬県知事の山本一太氏、桐生市市長の荒木恵司氏よりお祝いメッセージが届けられました。山本知事は、「みなさんは全国でも極めて特徴的な学校において、柔軟で先進的な学びをされました。卒業後はまさに常識を打ち破る斬新な発想で活躍されることを期待しております」と述べました。
荒木氏は、桐生市独自の教育環境について紹介し、「桐生市の教育環境とR高等学校の活動を有機的に結びつけることで、全国にも類を見ない学園都市、教育文化都市へと飛躍することを願っています」とR高開校の期待を話しました。
その他にも、パリ五輪柔道金メダリストの角田夏実選手などからお祝いのメッセージが伝えられました。
在学中に目覚ましい活躍や成果を上げた卒業生に送られる特別表彰では、26組27名の生徒が表彰。中等部部門、学術・文化部門、学内活動部門、アスリート部門の受賞者が発表され、記念にトロフィーが送られました。
送辞と答辞は、N中等部とN/S高それぞれに行われ、代表生徒が登壇しました。N/S高の送辞を述べた仲野さんは、キャンパスフェスティバルの実行委員など3年生との日々を振り返り、「先輩たちが快く応援してくださったおかげで、様々なことに挑戦できました」と感謝を伝えました。そして、「N/S高としての歴史は今年を持って一区切りを迎え、来年度からはR高が加わり、N/S/R高等学校として歩みを進めます。先輩たちが築き上げてきたものを私たちが引き継げることに誇りを感じています」と、伝えました。
答辞を述べた國分さんは、1年生の10月にS高の通学コースに転入した当時を「転入当初に人と話すこと、友達を作ることを避けていた私に、既存生が優しく声をかけてくれて緊張がほぐれたことを今でも覚えています」と回顧。「この3年間で一番成長したと感じるのは、人前に立てるようになったことです。今ではキャンパスイベントの最前線で人を動かしていることを考えると自分に自信が持てるようになりました」と高校生活をまとめました。そして、「私がN/S高との出会いによって新たな自分に出会えたように、一人でも多くの方が自分の成長につながる場に出会えることを願っています」と締めくくりました。
最後に、N高の校歌とN中等部のスクールソングである「代数Nの方程式」、S高の校歌「夢で描けば」を斉唱し、卒業式は閉式となりました。
※写真提供(すべて):N高グループ
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)