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N高等学校・S高等学校・R高等学校
2025年04月25日
群馬桐生本校の校舎お披露目会を開催/R高等学校(全国・通信制高校)
今春、学校法人角川ドワンゴ学園がN高等学校(以下、N高)とS高等学校に続いて3校目に開校したR高等学校(以下、R高)。その本校所在地となる群馬県桐生市で、4月20日(日)、校舎お披露目会が開催されました。
R高は、群馬県立桐生高等学校との統合で令和2年度を持って閉校した旧群馬県立桐生女子高等学校の跡地を本校校舎として使用します。20日は、群馬県議員や桐生市議会議員をはじめ、多くの地元の方が会に参加しました。
体育館で行われたお披露目会のはじめには、角川ドワンゴ学園の山中伸一理事長が登壇。「地元の皆様から温かく迎えていただき、本日を迎えることができました」と感謝を伝えるとともに、「校舎を使わせていただく桐生女子高校の歴史に続く形で、新しい歴史を築いてまいります」と決意を伝えました。
次にR高の校長を務める奥平博一氏は、「歴史と文化があふれる桐生の地で学ぶことで、自分たちの生きる社会の未来を共に考えていける。そんな学校運営をこの地で行っていきたいと考えています」と挨拶を述べました。さらに、「これからこのR高校のある桐生が世界の中心となります。ぜひ、末永く子どもたちを見守ってください」と地元の方々に思いを伝えました。
その後、桐生市市長の荒木恵司氏、桐生市議会議員議長の人見武雄氏、群馬県議会議員の相沢崇文氏が来賓を代表して祝辞を述べました。
荒木市長は、旧桐生女子高校の跡地にR高を迎えられた喜びを述べるとともに、「生徒たちには、スクーリングの際に桐生の地でいろいろなことを学び、体験する中で自らの夢や目標に向かって邁進してほしいです」と期待を話しました。そして、「R高を桐生市としても全面的にサポートしていきます。奥平校長、いろんなことにチャレンジしましょう」とメッセージを送りました。
その後、群馬桐生本校勤務となる教職員の紹介がなされました。R高の生徒たちは、普段はネット学習や全国各地に設置されたキャンパスに通学しながら様々な学びを行います。群馬県桐生本校には、原則2年次の時にスクーリングで訪れ、桐生市をはじめ、群馬県内の歴史や文化に触れる体験学習も行う予定です。
この日は、旧桐生女子高等学校校章記念碑除幕式も実施。荒木市長と山中理事長、奥平校長、旧桐生女子高等学校OG会の中静記代子同窓会会長が記念碑の除幕を行いました。記念碑には、桐生女子高等学校時代に校舎に設置されていた校章を使用。地元の方とR高をつなぐ大切な証となりました。
その後、校舎見学が実施され、通常授業を行う教室や調理室などの特別教室が公開されました。見学に来ていた旧桐生女子高等学校の卒業生は、「机や椅子などが新しくなっても、教室から見える景色は当時のままで、懐かしさもありなんだか嬉しくなりました」と感想を話しました。
また、見学に来ていた地元の中学3年生は、「いろいろな選択肢の中から自分でやることや取り組む時間を決めて学べること」からN高グループへの進学を検討していると言います。そして、「R高のスクーリングで体験できる八木節や藍染体験は中学校でもやっているので、N高を選んで沖縄にスクーリングに行くのも良いなと思っています」と話しました。このように、スクーリング地から入学する学校を選べるのも、N高グループの魅力の一つです。
R高は開校初年度ながら、すでに生徒数は1,000名を突破(4月20日時点)。奥平校長は、「まだまだこれから作っていく学校です。この場に日本全国から子どもたちが集まって様々な活動に取り組んでくれることを今から夢見ております」と今後の抱負を述べました。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)