新着情報
N高等学校・S高等学校・R高等学校
2026年02月10日
元サッカー日本代表とスポーツトレーナーによる特別講義「アスリートクラス冬季特別プログラム」開催/N高グループ(全国・通信制高校)
2月3日(火)、N高等学校・S高等学校・R高等学校(総称・以下、N高グループ)、N中等部は、学園に所属する中高生アスリートクラスの生徒に向けて「2025年度アスリートクラス冬季特別プログラム」を実施しました。

▲提供:N高グループ
N高グループ、N中等部は、スポーツで優れた成績を収める生徒を対象にアスリートクラスを設置しています。
活動面でのサポートのほか、海外大学への進学支援や将来役立つ知識を身につけるための特別プログラムなどが行われており、競技の垣根を越えた生徒同士の交流を深める機会にもなっています。
今回のテーマは、「『思考で勝つ』ための目標設定術」と「ケガをしないための体づくり」。
元サッカー日本代表の坪井慶介さんと、アスリートクラスのアドバイザーも務める沖縄SV代表取締役CEOの高原直泰さんによる講義のほか、学生への医療教育で予防医学の普及にも取り組むスポーツトレーナー・内藤裕也さんからの講義が行われました。

内藤裕也さんによる「ケガの予防・リカバリー術」と題した講義では、選手にとって必要不可欠なケガの予防について、早期回復のためのリカバリー術のほか、競技引退後のセカンドキャリアにおける健康維持についても話されました。
アスリートにとって資本となる体に対しての「セルフケア」の重要性のほか、アスリートとしてのキャリアだけでなく、その先の中長期的な将来も見据えた講義が展開されました。

▲セカンドキャリアについて語る内藤さん。「選手だけでなく、審判や大会スタッフなど、スポーツにはいろんな人が関わっている。選手とは別の形で関われることもたくさんあるので、ぜひ多様な視野を持ってほしい」
陸上、空手、クラシックバレエなど、生徒たちが取り組む種目も多様。
質疑応答では、生徒からは「練習の後眠くなってしまう」「疲れを取るためのリカバリー方法が知りたい」といったさまざまな質問が投げかけられ、内藤さんは一つひとつ丁寧に答えていました。
大前提となる睡眠や食事、生活習慣についてのアドバイスのほか、「セルフケアとは、自分自身との対話であり、練習の一つ。ストレッチなども、自分の状態をきちんと感じながら行ってもらえたら」というメッセージも送られました。

▲質疑応答にて質問する生徒
続いて、坪井慶介さんと高原直泰さんの対談形式で「『思考で勝つ』ための目標設定術」をテーマに講義が行われました。
サッカー日本代表として世界を舞台に活躍してきたお二人から、目標設定における心構え、プレッシャーや失敗、スランプへの向き合い方などについて意見が交わされました。

目標設定に関して、坪井さんは「まずは3カ月単位で目標を設定していき、効果によって見直していくのがいい」と話しました。

▲坪井慶介さん
「僕自身、高原さんとは実力差があって、高原さんと一緒に日本代表としてプレーするなんて、恐らく誰も考えてなかったんですよ。『高い壁』があるときは、正面突破だけでなく、登る、横から回る、抜け道を探す、もしくは方向転換してしまうのもありだと思うんです。今自分が向いている方向が前向きなんだと信じて、とにかく立ち止まらずに進んでいけば、壁を越えられるヒントに行きつくかもしれない。そういった思いでやってきました」。
世界を舞台に大きなプレッシャーを背負いながら活躍してきたお二人。「失敗やスランプをどう成長の糧に変えていくか」に関して、高原さんは「スランプとは、トップの選手がなるもの」と持論を展開。
「代表合宿に呼ばれた当時は、自分に足りないものを痛感する日々でした。『まだまだやらなきゃ』と必死で、スランプになったことはなかった気がします。そのうえで、失敗は誰でもするものですから、失敗から何を学ぶのかが大事。同じ失敗をしないように、なぜしたのか、どうしたら改善していけるのかを常に考えるようにしていました。勝てば多くのものを得られますが、負けないとわからないこともある。試合に負けたり、失敗したりすることから何を学べるかで、自分の成長につながると思います」。

▲高原直泰さん
一方、二人は競技以外に目を向けることの重要性についても言及。
「競技から完全に離れはしないものの、オンとオフの切り替えは大事にしていた」という坪井さんは、高校時代の土木作業員やコンビニ、物流仕分けのアルバイト経験を振り返り「長い時間集中する力や、瞬時に的確な判断をする力など、サッカーから離れることによって、サッカーに活きる力を得られたこともありました」と当時を回顧。
高原さんは、「仲間との出会いも大切にしてほしい」とし、「トレーニングだけではなく、プライベートの時間を楽しんだり、リラックスすることも大事。日々の仲間とのコミュニケーションや、他愛もない時間をみんなで過ごす時間も大切にしてほしい。さまざまな経験を通して、自分のスタイルを確立していってもらえたら」と話しました。
それぞれの現役時代を振り返りながら、二人はお互いの経歴やポジションなど、共通点や異なる点を交わし合い、笑いを誘う場面も多々ありました。

プログラムの合間には交流会が行われ、参加生徒はカードゲームに取り組み、交流を楽しんでいました。この日が初対面同士という生徒もいれば、前回の夏季プログラムから引き続き参加した生徒も多く、久しぶりの再会を喜ぶ機会にもなったようです。

アスリートとして高みを目指していくには、トレーニングだけでなく、自分自身を大切にすること、思考や目標を整理すること、仲間との交流を楽しむことも大きな財産になるでしょう。
今回のプログラムの学びを生かして、生徒たちにはさらなる成長につなげてもらいたいです。
(取材・文/学びリンク編集部 小野ひなた)
▼N高グループの学校詳細はコチラ
https://stepup-school.net/search/list/detail/72
▼学びリンク 通信制高校合同相談会







