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新着情報

N高等学校・S高等学校・R高等学校

2026年03月13日

1年の集大成として現職国会議員に政策提言!N高グループ政治部第6期成果発表会を開催

学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)、N中等部の部活動「N高グループ政治部」の6期生による成果発表会が、3月5日(木)に行われました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

N高グループでは、主権者教育の一環として、特定の主義主張を学ぶのではなく、社会問題や課題について自分の力で調べ、考えられるようになることを目的とした「N高グループ政治部」が活動しています。 

当日はゲストに現職国会議員の平沼正二郎氏(自由民主党/衆議院議員)、斎藤嘉隆氏(立憲民主党/参議院議員)、浅野哲氏(国民民主党/衆議院議員)を迎え、5つのチームごとに考えた政策に対して、質疑応答などで意見交換を行いました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

各チームの発表テーマは下記の通りです。

・Aチーム:小中学生を対象としたオンラインメンタルヘルス支援制度

・Bチーム:政治参加促進に向けた新たな情報提供の提言

・Cチーム:AIリテラシー教育の導入 〜中学生を対象としたAIリテラシー教育の充実〜

・Dチーム:GovSpark 〜「影響力ではなく政策の中身で選ぶ選挙」を実現〜

・Eチーム:集落の選択 〜地域のこれから支援制度〜

 

中でもBチームでは、若者の“政治に関心がある”と答えた割合と“実際の投票率”の差異に着目し、関心があっても情報を集めづらく、実際の投票活動まで繋がらないケースがあるのではないかと仮説を立てました。そこで国会議事録をもとにSNS等を活用した情報発信の具体的なアイディアを発表し、“判断できないから”という理由で投票に行かないようなケースを減らしたいと思いを訴えました。

チームは国会議事録の分かりやすい公開を目的に、要約表示やSNSを活用した折りたたみ式の表示方法など、正確性を担保した上で見やすさを向上させるようなアイディアを発表しました。

発表を受けて斎藤氏は「議事録は一字一句記録する非常に重要なツールで、要約や何かを削るということが基本的には出来ない。その点、ツリー表示のような形で閲覧性を向上させるという視点は重要だ」と若者に政治を分かりやすく届ける取り組みの重要性を改めて取り上げました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

またEチームでは、地方の人口減少や高齢化など、地域の抱える課題に向き合うために必要不可欠な住民同士の合意形成を支援するための政策を提言しました。

先行研究や実際の取材をもとに、制度的な合理性を重視する行政側と生活の継続性や心理的負担を重視する住民側で認識のギャップがあるために、合意形成があまり進まないというように現状を分析。そこで行政と住民の間にファシリテーターやカウンセラーを設置するような“心理的ケアと対話支援の恒常化”、議論プロセスの“透明化と記録の義務化”という2つの柱での支援を提案しました。

これを受けて平山氏は岡山県美咲町の合意形成の実例を取り上げ、今回の発表にある仕組みの内容を評価し、合意形成のゴール設定をどこに置くかなど質疑応答が白熱しました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

各チームの発表を受け、N高グループ政治部の顧問を務める川邊健太郎氏は「過去と顕著に違う部分はAIやフェイクニュースなどの対策についての話題が上がることが多かった、色々な情報に触れるなかでどうAIを使えばいいか、SNSにあふれる情報の精査など、身近な課題感が反映されていたと感じた」と、身近なところから考えていくプレゼンの完成度の高さを称賛しました。

加えて「これから実際の経験を得て、調べたことと現実とのギャップや、やってみた上での感覚を今後盛り込んでいければ良いのではないか」とエールを送りました。

 

最後にゲスト3名から講評が行われました。平山氏はプレゼンの内容やスキルのレベルの高さを称賛しつつ「ぜひ問題意識持ち続けて、自分や社会に問い続けて、そして解決する力を身に付けてほしい」と伝えました。

 

斎藤氏は自身の教員時代の経験も踏まえ「生徒も多様で、学び方も多様で教育は千差万別。そんな皆さんに適切な選択肢をたくさん持ってもらうような学びの場を提供していかないといけないと強く感じました。皆さんは本当に素晴らしいです」と述べました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

浅野氏は発表内容を全体的に総括し「これまではデジタルをいかに使って情報を伝えるか、という部分が主だったが、今回はそういったものの上でいかに正しい判断をするか、という部分に関心が向いている。伝えるだけではない、というところに皆さんの課題意識を感じた」と述べ、その上で「自分なりの正しさが何かということをぜひ磨いてほしい」と期待を伝えました。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

 

N高グループ政治部に参加したキッカケとして、選挙権を得るにあたって全く知識がなかったので政治のことを少しでも知りたい、という思いから入ったという声がありました。

1年を通して取り組んだ成果を存分に発揮した生徒たち。成果発表会には自分たちの成長を実感した晴れやかな生徒たちの表情がありました。

政治部で学んだことを活かした、さらなる活躍が期待されます。

▲写真提供:N高等学校・S高等学校・R高等学校

成果発表会の様子は下記からご覧いただけます。

https://www.youtube.com/live/SiHh6tA7cdU

(取材・文/学びリンク 藤井洸之介)