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新着情報

2026年06月25日

「学修継続率9割」達成 開学1年間の成果を発表/ZEN大学(全国・通信制大学)

6月23日(火)、esports銀座studio(東京都中央区)にて、「ZEN大学 第一回 実績発表会」が開催されました。

学校法人日本財団ドワンゴ学園が2025年4月に開学した通信制大学「ZEN大学」は、開学から1年が経過。開学1年目の検証・総括のほか、第一期生の履修状況、最新の学生アンケート結果が初公表されました。

 

 

はじめに、ZEN大学副学長・上山信一氏が登壇し、同大学の「脱受験」、および偏差値文化に正面から挑むカリキュラム設計などの理念が説明されました。

「正直、当初は本当に若者が集まってくれるのかと不安もありました。しかし蓋を開けてみると、たくさんの若者がZEN大学に共鳴してくれた。やりたいことがはっきりしている人や、学ぶ意識が高い若者たちがこんなにいるのかと、嬉しい驚きがありました」と、学生たちの学習意欲の高さを評価しました。

 

 

(提供:ZEN大学)

 

続いて、株式会社ドワンゴ顧問・川上量生氏からは、初年度の入学者数が4月生、10月生合計で4,236名に達し、全47都道府県および海外から多様な学生が集まった結果が発表されました。

さらに入学者のうち52.8%が高校3年生(高等専門学校を含む)からの直接進学者である点が特徴として挙げられ、中でもN高グループ(N高等学校、S高等学校、R高等学校)生が占める割合は67.4%と高い割合が示され、高校卒業後の進学先として広く選ばれていることが伺えました。

 

(提供:ZEN大学)

 

日本財団の支援による独自の奨学金制度「日本財団ZEN大学奨学金」については、初年度入学者の約1割弱が受給しているとのこと。ZEN大学が力を入れる留学・海外研修プログラムにおいても、日本財団の支援により学生の自己負担を最小限に抑制でき、定員を上回る応募の中から選び抜かれた学生たちが世界で学ぶ機会を得たといいます。経済的格差による教育格差の解消を目指すZEN大学の取り組みが、高等教育の機会拡充につながっていることが示されました。

 

ZEN大学は、豊富な動画教材も魅力の一つ。動画本数は2024年開学前の66科目5,366本から、現在は124科目10,012本へと約2倍に増加。「今後も最新の情報を取り入れバージョンアップをしながら拡充していき、2028年度には161科目分の動画作成を目指す」とさらなる発展が掲げられました。

 

 

(提供:ZEN大学)

 

大学運営事務局事務局長・藤森志保氏からは、第一期生の履修状況、および在学生を対象とした最新のアンケート結果について述べられました。

通信制大学において学業継続の難しさが課題とされる中、ZEN大学の履修登録率は95.6%、単位修得率は72.7%、さらに初年度退学者数は5.9%に留まり、2026年度も9割以上の学生が在籍して学びを継続していることを示す数値が発表されました。

この学習継続を支えているのは、「IT環境と充実のサポート体制」だといいます。

学内ではSlackが主要コミュニケーションツールとして活用されており、月間アクティブ率は開学直後で96.9%、年度末の2026年2月時点でも83.4%と高い水準を維持。総チャンネル数は3,400以上に上り、学生主体のサークル等をはじめとした活発なコミュニティがオンライン上で構築されており、コミュニケーションやコミュニティの形成に関する不安を払拭する結果が示されました。

 

ZEN大学では、3種類のアドバイザーとティーチング・アシスタントが学生を支援。定期的な面談やガイダンスの実施のほか、履修・学修計画をサポートするクラス・コーチ(CC)、学修支援を行うアカデミック・アドバイザー(AA)、卒業後の進路を支援するキャリア・アドバイザー(CA)が三位一体となってサポートする体制が用意されています。特に日常的に学生が接するCCへのアンケートにおける満足度は92.1%に達しているといい、高い満足度が伺えました。

 

 

リアルイベントも積極的に行われており、学生・教職員と交流できる懇親会のほか、初年度の学園祭には800名以上の学生が参加。今後の取り組みとして、全国8都市をめぐる「旅するZENキャンパス」を実施するといい、47都道府県にいるZEN大生と教職員がリアルで交流できる機会をさらに拡充させていくとのこと。

藤森氏は「オンラインだとリアルでの交流はなかなかできないのでは、というご不安もあったかもしれませんが、ZEN大学では教職員・学生が入り交じって、日々さまざまな議論や幅広いコミュニケーションが行われています。私も驚かされながら、楽しく拝見しております」と手応えを述べました。

 

(提供:ZEN大学)

 

(提供:ZEN大学)

 

公益財団法人日本財団理事長・笹川順平氏は、ZEN大学ならではの課外活動について紹介。ボストン短期留学、シリコンバレーでのスタートアッププログラムへの参加など、オンラインにとどまらず国内外で多彩な活動をできるプログラムの実例が示されました。

「インドネシアのバリ島では、ゴミ山の中で生活する人たちをサポートしながら、毎晩フィードバックを行っていました。中には涙を流しながら、どれだけ自分たちの日本の生活が恵まれているかということを口にする学生も多い。学びは実学であるべきですから、知識とともに体験を通して、どういう人間でありたいのかを問い続けることができるのが、ZEN大学の強みだと思います」

 

 

(提供:ZEN大学)

 

「自学自習」のイメージが強い通信制大学ですが、ZEN大学の手厚いサポート体制と伴走支援、そして多様な学びの機会があるなかで、学生たちは意欲的に学び続けることができているようです。

今後も新たな取り組みや発表が続くというZEN大学。進化し続ける学習環境を存分に活かし、学生たちにはどんどん学びの視野と活動の幅を広げていってほしいと思います。

 

(取材・文/学びリンク編集部 小野ひなた)

 

▼ZEN大学のHPはコチラ

https://zen.ac.jp/

 

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