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飛鳥未来高等学校
2019年06月05日
合同体育祭で「完全燃勝」(東京都・通信制高校)
飛鳥未来高校(本校:奈良県天理市櫟本町)の関東4キャンパスが、6月5日(水)、毎年恒例の合同体育祭「ASU☆FES」を東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場で開催しました。「ASU☆FES」は、6種目の運動競技のほか、ダンスや楽器演奏などのパフォーマンス、Tシャツ、横断幕、法被デザインなど芸術面も含めた総合評価で優勝を競う飛鳥未来高校独自の体育祭。運動が苦手な生徒でも活躍ができる機会が多いイベントです。
出場したキャンパスは関東圏の池袋キャンパス、綾瀬キャンパス、横浜キャンパス、千葉キャンパス。例年は4キャンパスが4色の「団」に分かれて競いますが、今年度は横浜・綾瀬の飛鳥団(オレンジ)、池袋・千葉の未来団(青)の2チーム編成による対戦形式で実施されました。
オープニングセレモニーでは生徒たちによる壮大なパフォーマンスが毎年恒例となっています。今年は4キャンパスの有志で結成されたマーチングバンドによる迫力ある演奏からスタート。有志が集まれるタイミングや演奏できる場が少ないなど練習の機会が限られた中で、本番ではそれらを感じさせない見事に息の合った演奏が繰り広げられました。
バンドの音楽に続いて始まったのが生徒たちによる力強いダンス。これからASU☆FESへ挑む生徒たちの気持ちを高ぶらせるような圧倒的なパフォーマンスに会場が大いに沸きました。
セレモニー終了後、いよいよ競技開始。4キャンパスに分かれて競われた「カンガルーダッシュ」や「いなばの白うさぎ」、飛鳥団、未来団で直接対決となった「ダッシュ綱引き」や「台風の目」といった団体競技が繰り広げられました。どの競技も瞬発力とチームワークのバランスが試される競技ばかり。また、選抜リレーでは、男子も女子も、周回ごとに順位が入れ替わる展開となり、最後までどこが優勝するかわからない手に汗握るものとなりました。どの生徒からも本気で勝利を手にしようとする必死の表情が伺えました。
プログラム中盤では、各キャンパスによる「キャンパスパフォーマンス」が披露されました。キャンパスパフォーマンスでは、アリーナ上で披露されるダンスだけでなく、スタンド席の応援やパフォーマンス、またアリーナとスタンドのパフォーマンスがしっかり一致されたものになっているかなども評価の対象になります。ここでは各キャンパスの個性や色がはっきりと分かれ、スタイリッシュな音楽に合わせて力強くダンスするキャンパスや、元気なリズムに合わせて楽しくパフォーマンスするキャンパスなど、観客を飽きさせない多彩な内容となりました。
すべてのプログラムが終了したのは競技開始から3時間後。表彰式で各競技の結果が発表されました。
全6種の運動競技で競われたBEST競技賞では、ほとんどの競技で1位を獲得した未来団が優勝。運動以外のデザイン面で競われた3つの種目では、最優秀横断幕デザイン賞に未来団、最優秀団旗デザイン賞に横浜キャンパス(飛鳥団)、最優秀法被デザイン賞に池袋キャンパス(未来団)がそれぞれ受賞しました。そして、各キャンパスによって披露されたBESTパフォーマンス賞には横浜キャンパス(飛鳥団)が受賞しました。
運動競技では特に千葉キャンパスの活躍が著しく、「カンガルーダッシュ」や「いなばの白うさぎ」ではいずれも1位に。団体競技でもレベルの高さを見せつけ未来団の1位に導きました。一方、運動以外のデザインやパフォーマンス面では横浜キャンパスや池袋キャンパスが活躍。このように運動面で結果を残せなくても、別の分野で十分活躍できるということがわかる結果となりました。
すべての競技、パフォーマンス、デザインの総合評価で決まる今年のASU☆FESの総合優勝は未来団(青:千葉・池袋)が輝きました。
フィナーレで感想を述べた未来団、千葉キャンパス団長の男子生徒は、「みなさん、すごく頑張ってもらいました!本当にお疲れ様でした!」と力強く仲間を称えました。同じく未来団である池袋キャンパス団長の男子生徒は、「みんなのおかげで優勝することができた。本当にありがとうございました!」と涙ながらに感謝を述べました。
このASU☆FESは、飛鳥未来高校の生徒たちによる実行委員が中心となって運営されています。セレモニーの最後に総括を語った実行委員長の女子生徒は、「実行委員の活動を通して、みんなの協力の大切さを改めて実感した。私は一人でも生きていけると思っていましたが、人に意見をもらったり、時に頼ったりすることが、貴重で大切なことだとわかりました。この体育祭が一つの思い出で終わるのではなく、今後の学校生活や進路実現に向けての活力となればいいと思います」と、ASU☆FESが今後の高校生活にも活かされることを願いました。