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「気になりますね!通信制高校」
アフターコロナを踏まえて考えたい「通信制高校の海外留学メリット」①
通信制高校を活用しながら海外留学

 2021年5月20日
 

◇◇アフターコロナを踏まえて考えたい「通信制高校の海外留学メリット」
第1回 通信制高校を活用しながら海外留学◇◇

◎留学と高校卒業が両立できる
このコロナ禍で海外渡航が制限され海外留学も停滞していますが、通信制高校に在籍しながら海外留学を経験する生徒は年間約1,500人(2019年度)を数えています。主な行き先は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリスなどの国々になっています。 海外留学経験者の人数は読者の皆さんが想像されたものより多いのではないでしょうか?

通信制高校を卒業するためにスクーリングとレポート提出が必要になりますが、そのために中学時代や全日制高校のように毎日学校に行かなくても大丈夫です。
居場所や学年、時間の制約をあまり受けずに、自分の目的に合わせてそれらを選ぶことができるのが通信制高校の最大の利点です。

時間の制約をあまり受けないことで、柔軟に使える時間が増えます。この時間を使って海外留学を経験する生徒が最近多くなっています。

通信制高校在学中の海外留学を分類すると短期留学が大半を占めます。語学研修や異文化体験など1~2週間のホームステイなどによる短期留学に参加できる機会を用意している学校が多く見受けられます。
「1~2週間で何かなるの?」と思われるかもしれませんが、留学した生徒からビフォーアフターの話を聞くと、いろいろな経験を通じて考え方が一回り大きくなっているように思います。

◎小さなきっかけで世界が広がる
海外留学した生徒の中には、2週間程度の留学が良い経験となり、初めて日本との文化の違いを感じて「また留学してみたい」と思う人もいます。

ある生徒は、3年間で4地域の留学を経験した人もいます。この生徒の場合は、留学と留学の間や一時帰国の際に通信制高校の集中スクーリングに参加して単位を修得しています。集中スクーリングとは、3泊4日などの宿泊や1週間連続登校などによって1年分のスクーリング回数をクリアするというやり方です。また、レポート提出もオンラインで手軽にできる学校が増えてきました。

一時帰国時に集中スクーリングに参加するというやり方は、高校生時代から海外を居場所にしている人の多くが取り入れてきた方法でもあります。どんな人がいるかというと、テニス、サッカー、フィギュアスケート、バレエ、ダンス、音楽などの目的を持って海外を活動拠点にし、学校との両立をはかる人たちです。

留学中は現地で語学の勉強に集中し、帰国した際に高校の勉強をまとめて終わらすのが一般的なケースです。留学体験者からは「留学中は余計な心配をせずに語学だけに集中することができた」という声を聞きます。

今回は、連載第1回「通信制高校を活用しながら海外留学」についてご説明しました。

次回は、連載第2回「海外留学で人間関係の考え方をリセット」についてご説明します。
次回もよろしくお願いします!
◇ 6月下旬発行予定 ◇
『不登校生が留学で見つけた自分の居場所』

赤井知一、酒井邦彦 著 定価:1,540円
不登校経験から海外留学へ。そのメリットと実行のコツを国別に豊富な事例と経験者の声も交えて伝えます。