通信制コンシェルジュ「進路相談日記」26
「体調に不安があり、スクーリングが心配です」
2021年6月17日
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－こんなご相談を受けました－
▶体調に不安があり、スクーリングが心配です①相談者：中学3年生女の子のお母さま
②相談場面：合同相談会（大阪・梅田）にてご相談
③進路選び経過：中学3年生ということでまわりも進路を考え始める時期だが、体調のこともあり、全日制高校は考えていない。1・2校の通信制高校には既に相談をしている。
④ご本人の状態：体調がよくない日が不定期にあり、中学校でも体調のいい日だけ登校をしている。テストも受けられるものだけ受けていて、内申点がつかない科目もあるが、家庭での学習にはできる限り取り組んでいて、学習の遅れはそこまで気にならない。
▶相談内容詳細
※以下、ご相談者様を「相」、コンシェルジュを「コ」と表記
相：体調面の不安から通信制高校の進学はほぼ決めていて、この前1,2校見に行ってきました。どちらもすごくよさそうだったんですが、スクーリングの不安があって…。
コ：娘さん、体調にも波があるとのことでしたよね。
相：そうなんです。だから行けなかったときのことが心配になってしまって…。スクーリングのない学校ってないんですよね？
コ：はい、全ての学校で卒業するための要件としてスクーリングが設定されているのでスクーリングがないという学校は残念ながらないんです。ただスクーリング減免という制度があって、メディアを使った授業を受けたりすることでスクーリングの日数を減らすことはできるんですよ。
相：スクーリング減免した場合、どのくらい学校に行かないといけないんでしょう？
コ：年間20日くらいのものを6割～8割まで減免できるので、一番少ないところで4日くらいですかね。その4日間も集中スクーリングといって宿泊で一気に終わらせることができたり、学校によって様々なので体調面と合わせて学校にご相談いただくといいと思います。
相：なるほど…。年間4日くらいだったら行けそうですね。どんな学校がいいのかいくつか教えてもらえますか？
コ：はい！集中スクーリング以外にも体調に負担をかけず通える学校をいくつかご紹介しますね。
▶お答えした学校選びのヒント
体調に不安があるということでスクーリングが心配ということでしたが、スクーリングは高卒資格を取るためにはどの学校でも必須条件になっているので、何らかの形で受ける必要があります。
修得する単位数にもよりますが、平均的には大体年間20日程度のスクーリングも各校NHK高校講座など、メディアの活用により最大で8割まで減免されます。
スクーリングもお話の中でもご紹介した集中スクーリングのほかにも月1・2回でばらして登校するタイプ、通うタイプの学校で普段の通学自体が一部スクーリングになっている場合など学校によって様々です。
スクーリングが少なくてよいタイプの学校に多いのは集中スクーリングタイプで、一回で済むのが大きな魅力ですが、集中スクーリングの場合は近くのキャンパスではなく、本校への宿泊を伴う場合もあります。
宿泊が難しい場合は近くのキャンパスでスクーリングが完結するタイプの学校もあるので、そのような学校を比較いただくのもお勧めです。
スクーリング日程も何日程か設けられていたり、体調の不安がある場合や医師の診断が出ている場合などに何らかの措置を取ってくれる学校もあります。さらに、宿泊集中スクーリングで保護者参加を許可している学校もあるなど、学校によってフレキシブルに対応してもらえます。気になる学校については実際にどのような形で対応してもらえるのか、引き続きご相談いただくようお話しました。
・・・いかがでしたか？ 同じような状況のご相談、最近増えています。
進路選択の際に、参考にしてみてください(^-^)
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