NHK学園高校在学中に体験談を話してくれました |
NHK学園高校で過ごした3年間を通じて思えたことは、年齢層の広い人との関わり合いができたことで、こういう言葉遣いはいけないとか、こういう態度はいけないとか……。半分だけ社会に出たような感じで学べたものも多いです。
高校生活が進むにつれて学級委員だったり、生徒会長を務めていたんですけれども、そこでさらに人との関わり合いが増えました。自分が何をしたいか提案しながら体育祭の内容を決めたり、こういう活動がしたいというように発言できるようになりました。
通信制の学び方は、レポートの提出にしても、出さないからと怒ってくれる人もいませんから出さなければそれで終わりなんです。ただ、後回しにしたらやっぱり自分に返ってくるので、面倒くさいけれどもやろうと思えるようになって、それを我慢すれば楽に生きていけるような、あまり思い詰めることなく、当たり前のことを当たり前にやっていればいいのかなという考え方に気付けました。
通信制高校は、全日制高校と違って人とのコミュニケーションの取り方が学べると思います。通える日数は人によってそれぞれなんですが、私は1カ月に1回通っていて、その1日で仲の良い子をつくるためにどう動いたらいいのかというコミュニケーションの取り方を学べました。
卒業してからでも、数は少ないですが、たまに遊んだり励まし合ったりできる友だちができたので、そういった成長は必ずあると思います。