「在校生の声」精華学園高等学校 東京芸術学部校 | 音楽学科 ダンス・ヴォーカルコース2年生 小林彩貴さん
“好き”を学べることが学校に行く原動力
-精華学園高校 東京芸術学部校を選んだ理由について教えて下さい。もともと通っていた前籍校で友人関係に悩むことがあり、体調を崩してしまいました。 頑張って学校に通っていましたが、休むことも多くなりました。そんな時、「無理しないでいいよ」と母から言ってもらえたことで、少し前向きになることができました。
その後、家族の勧めでいくつか通信制高校の説明会に行き、精華学園高校東京芸術学部校に出会いました。以前から音楽が好きでピアノやドラムに触れてきたこともありますが、そのなかでヴォーカルも学んでみたいと思いました。また、自分の好きなことがあれば、頑張って学校に通えるかもしれないと思い、転校を決意しました。
現在は、週2日から3日学校に通い、レポートの作成や専門授業を受けています。一番不安だった苦手教科のレポート作成は、先生が優しく教えてくれたり、通学した時に友達と教え合ったりできるので、なんとか乗り越えられています。
ダンス・ヴォーカルコースの専門授業は毎週水曜日の午後にあります。ヴォーカルの授業では、全身を使いながら発声方法を学んだり、自ら選んだ好きな課題曲でプロ講師からアドバイスをもらえたりしています。趣向を凝らした内容がたくさんあり、スキルが身についている実感があります。
-今後の目標や進路について教えてください。
自分の音域を広げながら、もっといろいろな曲を歌えるようになりたいです。私は、バラードが声質に合うのですが、今後はボーカロイド系など音域が違う音楽にも挑戦してみたいです。まだダンスの授業はやっていないのですが、授業ではみんなで踊って専門の先生からアドバイスをもらえるそうなので、とても楽しみです。
また、コロナ禍の影響もあり、私は授業で学んだことやこれまで努力した成果を他の人に見てもらった経験がありません。コロナが収まったら、大きなスタジオが借りれると聞いているので、そこで学んだ成果を披露したいです。また文化祭や授業でバンドを組めたらいいなと思っています。
将来は音楽に関わる仕事がしたいなと思います。でも、今はそんなに自信もないので、まずは大学や専門学校に進学もいいなとも思っています。まだ明確な進路は決まっていないので、ゆっくり先生と相談しながら決めていければいいなと思っています。
-通信制高校への入学を考えている方にアドバイスをください。
つらいままの状態で我慢し続けるより、居場所を変えることで良くなることもあると思います。通信制高校の先生や生徒はとても優しい人が多く、すぐに馴染めます。私は東京芸術学部校に転校したことで学校が楽しいと思えるようになりました。環境を変えることに不安を感じるかもしれませんが、変化を望むのであれば、私のように新しい道へ進んでみるのも良いのではと思います。
※学年は取材時のものです。