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通信制高校に関する用語解説

フリースクールとはどんな学校か

用語:フリースクール、通信制高校中等部、サポート校中等部、放課後等デイサービス、出席扱い、教育機会確保法

 

●不登校の子供の学ぶ権利を保障しています

 

フリースクールの数は、全国に約500カ所あります。学校に行きづらい子どもたちの学ぶ権利を保障する重要な教育機関です。

 

2016年12月には、不登校児童生徒や夜間中学などを支援する通称「教育機会確保法」が成立しました。法律では、フリースクールなどの多様な学習活動で、子どもたちの状況に応じた必要な支援が行われることや、不登校の子どもたちの休養の必要性が明記されました。

 

文部科学省は、16年9月に不登校を問題行動と判断してはならないという通知を、すべての学校や教育委員会に通知しています。

 

文部科学省の調査では、フリースクールの主な活動としては、「相談・カウンセリング」(実施率91%)、「個別の学習」(同87%)がほとんどのスクールで実施されており、ほかにも芸術活動をはじめさまざまな体験学習が行われています。

 

フリースクールの在籍者数は、義務教育段階の小中学生が60%、高校生をはじめとした16歳以上の人が40%となっています。在籍小中学校での校長先生による出席扱いは、小学生が53%、中学生が58%となっています。

 

規模は、在籍者5人以下が42%で多く、6〜10人以下も23%と小規模なところが多くなっています。会費の状況を見ると、月額で3万3千円(262件平均)となっています。

 

【フリースクール(中等部)を探す】

 

【通信制高校生徒・保護者体験談はコチラ】

 

【フリースクールのほんとうの姿がわかる】

◎フリースクール白書2022 ~想像ではなく「数字」で見る~

 

【フリースクール選びのガイドブック】

◎全国フリースクールガイド 2022〜2023年版 小中高・不登校生の居場所探し

 

●通信制高校「中等部」は力がつきます

 

通信制高校やサポート校も「中等部」などの名称でフリースクールを開設するところが増えてきました。

 

活動内容は、通信制高校やサポート校の特長を反映して芸術系の専門教育ではイラスト、声優アフレコ体験などが行われていたり、個別指導の中等部では学び直しと発展的な学習に取り組んでいたりといったものが見られます。

 

発達障がいなどの課題を持つ子へのケアに力を入れているところもあります。療育が必要と認められる中高生のための放課後等デイサービスを行っているところもあります。「放課後」の名称になっていますが、時間帯はお昼ごろからの場合もあります。

 

このサービスでは、放課後や長期休暇中に日常生活動作の指導、集団生活への適応訓練などを行っています。住んでいる地域の自治体に利用申請をすることで、自治体から給付を受けられ、利用料は1割負担で、家庭の所得に応じて上限月額を自治体が定めます。

 

通信制高校やサポート校の中等部のよいところは、中学卒業後の進路が見えるところです。中等部の生活を通じて自信が回復し、実力がついていけば中学卒業後の進路選択肢も広がります。

 

その一方でその在籍期間だけでなくもう少し時間をかけて力をつけたいという要望も多く、中等部なら同じ場所で、同じ先生と一緒に4年から6年かけてじっくりと力をつけられます。

 

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