通信制高校に関する用語解説
私立通信制高校の専門コースとは
用語:専門コース
●「やりたいこと」を実現できる専門コース
私立通信制高校は、生徒の興味や関心に応えることのできる専門コースを開設して専門教育を行っている学校がたくさんあります。
「やりたいこと」への対応は、通信制高校ならではの特長になっています。実際に通信制高校などで行われている専門教育には次のようなものがあります。
◆ 通信制高校・サポート校で行われている主な専門コースなど
1.表現系 ①声優、②芸能、③音楽、④ダンス、⑤ゲーム、⑥マンガ・アニメ、⑦美術、⑧eスポーツ
2.サービス系 ①ファッション、②美容、③メイク・ネイル、④ペット、⑤保育、⑥福祉
3.学習系 ①大学進学、②英語、③留学、④検定試験・技能試験
4.ものづくり系 ①調理、②製菓、③農業
5.IT系 ①プログラミング、②PCスキル、③ドローン
6.体験系 ①職業体験(インターンシップ)、②自然体験、③ボランティア体験
7. スポーツ系 ①野球、②サッカー、③フットサル、④テニス、⑤ゴルフ、⑥スポーツトレーナー・インストラクター、⑦フィギュアスケート
●勉強との両立だからこそ「厳しい現実」を乗り越えられます
通信制高校の生徒には、専門教育を受けて在学中に自分のやりたことをとことんやっている人もいます。
いわば、才能を競い合う世界で活躍することを目指しています。持っている才能を発揮できる場面、例えば声優になって人気アニメの吹き替えをしている自分をイメージしているはずです。
一般的に大人は、「それは一握りの人しかなれないのでは」と思います。現実はその通りですから。でもそれは、当人が一番強く感じていることでもあります。
入学すれば、才能は一人ひとり異なり、実力差があるという現実を学校生活で目の当たりにすることになります。
それほど現実は厳しいだろうと思うのに、なぜ続けられるのかと言えば、通信制高校では勉強ができるからです。
当たり前のことと思われるかもしれませんが、勉強はやればやっただけ結果が出て、これから何をするにしてもむだになることはありません。
その勉強の成果は高校卒業に結びついています。高卒資格も、現状は社会に出るためのパスポートのようなものです。つまりハイリスクのやりたいことにチャレンジしても、高卒資格を取得することで社会へのパスポートが手に入ります。
また、その道に踏み込んでみて、実はその関連の裾野が案外広いことにも気がつくことが多くあります。
通信制高校の生徒が声をそろえて言うのは「高校卒業資格は必要です!」ということです。やりたいことだけをやっているだけではダメという自覚を持っています。
自分の好きなことが人に認められていれば、卒業後にいろいろなしんどい場面に出会ってもそれほど落ちこまなくてすみます。
一芸を持っているのは、将来も必ずわが身を助けてくれます。