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通信制高校に関する用語解説

通信制高校卒業後の進路実績

用語:大学進学率、専門学校進学率、就職率、進路未決定、公立通信制高校、私立通信制高校

 

●進路実績をしっかり把握しましょう

 

私立通信制高校のここ数年の傾向としては、進路実績を発表する学校が増えています。進路実績を地域別、学習センター別にまとめて発表している学校もあります。

 

卒業生の進路がどうなっているのかは、学校を選ぶうえで重要なデータとなります。進路を確定している卒業生が多いのは在学中の進路指導のたまものでしょう。大学合格実績が高ければ在学中の進学指導がよかったと判断できます。大学や専門学校の進学情報が充実していなければ卒業生一人ひとりの希望に対応できない面もあります。

 

就職実績が高ければ、社会で役立つ資格や技能の修得に励んでいたり、企業との人脈などのパイプが太かったりしたものと思われます。

 

生徒・保護者の進路希望で高かった大学や専門学校への進学は、実際の進路としても高い比率を占めています。文部科学省調べによると通信制高校から大学・専門学校進学は、私立通信制高校では43%、公立通信制高校では25%を占めています。この比率は、ここ数年ほぼ同じレベルで推移しています。

 

約23%を占める就職者は、産業分類構成では製造業21%、宿泊業・飲食サービス業13%、卸売業・小売業11%などが多くなっています(2019年度)。

 

公立通信制高校の卒業後の進路(2019年度)

 

私立通信制高校の卒業後の進路(2019年度)

 

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●「進路未決定」の内容をたずねましょう

 

通信制高校が進路実績を明確にする背景には、通信制高校全体の統計を見ると進路未決定者が多いことがあります。

高校卒業後に進学でも、就職でもない人は公立通信制高校45%、私立通信制高校30%となっています。

 

このなかには、卒業後に声優などの養成所に入所したり、あえてアルバイトなどをして進路決定を先延ばししたりする人も含まれています。こういう人たちは統計上進路未決定者にくくられますが、時間をかけて何かになることを目指す人です。こういうことができることも忘れないようにしたいものです。

 

自分がどの道に進むか決断するまでに時間をかけることは決してわるいことではありません。結果的にうまくいっている事例を見ると、進路決定までのブランクのあいだも日常的にやるべきことがあるという状態を作り出しているようです。

 

例えば、将来子どもたちと関わる仕事をしたいものの気持ちがはっきりとしない人が関連のアルバイトをして現実を見たうえで保育士になるための大学や専門学校進学を決めたというようなことがあります。

 

高校卒業後、進学でも就職でもない人たちがどうなっているかは通信制高校の教育内容によっても異なる面があります。興味を持った通信制高校には具体的な様子をたずねてください。

 

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