通信制高校に関する用語解説
ネット授業など最先端の学び方
用語:メディア視聴、放送視聴、スクーリング減免、ネット授業、NHK高校講座
●通信制高校のメディア・放送視聴とは
インターネットなどは、通信制高校のスクーリングの一環としても活用されています。
通信制高校は、NHKテレビ・ラジオの高校講座、教科書に準拠したDVD収録の映像授業、一部の学校で行っている教科書準拠のインターネット授業を視聴することでスクーリングにかえることもできます。これを放送視聴やメディア視聴と呼んでいます。
NHKテレビの高校講座は、テレビだけでなくPC、タブレット、スマホでも視聴することができます。
これによって年間指導計画に基づきスクーリング回数を6割から事情があれば最大8割まで減免することができます。集中スクーリングを実施している通信制高校は、この仕組みを活用してインターネットなどの放送視聴を行ってスクーリング日数を少なくしています。
放送視聴によるスクーリングの減免は、公私ともにほとんどの通信制高校が実施しています。実施状況を見ると、私立通信制高校では、実際に減免を受けた生徒が多い学校が約3割となっています。
放送視聴は登校日数を少なくすることはできるのですが、かわりにそれを視聴したことでどんな成果があったかを放送視聴票という報告書にまとめて先生に提出することになります。
「見ました」だけではダメなのです。放送視聴の評価方法は、この放送視聴票以外に映像授業の再生履歴システムの確認、レポート課題のなかでの確認なども行われています。