自分への縛りをなくせば可能性は無限大
ー新しいことにチャレンジできる原動力は?私、「思い込みを捨て、思いつきを拾う」という好きな言葉があるんです。「思い込みを捨てる」というのは、大人にも子どもにも、全部の人に言えることです。つまり「自分はこんなふうに思われているから」という思い込みで自分を縛らない。「自分なんて…」という縛りを外したら、怖いものはなくなります。
例えば、不登校やひきこもり経験のある子たちだって、「学校に行っていないから」と挑戦を諦めちゃうのはもったいない! いつの間にか人と比べちゃうことはあるけれど、でもなるべく人と自分を比べないで、自分の可能性を信じて欲しいと思います。
自分のアンテナに「ピッ」と触れることを始めてみてくださいね
自分の可能性を信じるためには、自分のアンテナに「ピッ」と触れたものをやるのがいいと思います。例えば、私は演歌歌手ですが、演歌すべてが好きかと言うとそうではないし、まったくジャンルの違うポップスやボカロ曲にも「良いな」と感じる歌がたくさんあります。カテゴリーに縛られず、自分の感性を信じ、アンテナに触れたものをまずは始めてみる。そうするとおもしろくなります。
学校の勉強で「全科目の点数が良い」というのも、もちろんいいけれど、自分のアンテナが触れた所に特化してもいいんじゃないかしら?
そういうアンテナを研ぎ澄ませるには、いろんな人と関わること。関わり方が得意ではなかったら、ただウォッチングしているだけでもいいと思います。アンテナを磨くことで、自分を大事にしてくれる人にも気づけます。その人を信じて大切にしてください。そうすると、例えば、今仕事や学校がつらくても、徐々に自分がいる環境がおもしろくなっていきます…。あり方や生き方に正解はないから、自分がやりたいなと思ったことをぜひ躊躇せずに楽しんでください。