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「通信制高校」が気になるあなたへ②
私立校と公立校それぞれの特徴 その3

 2018年12月4日

 


●公立校の特徴
公立の通信制高校は、先生や建物については、全日制の高校と違いはありません。
先生は、数年ごとに別の高校に移っているので、様々なタイプの進路指導や、学習指導の経験があります。
校舎については、どの学校にも、体育や、理科の実験、家庭科の調理実習などの施設が整っていています。ただし、全日制や定時制の生徒と同じ校舎を使う場合、平日には使える場所が限られてしまいます。

一方、生徒の様子については、仕事をしていたり、すでに仕事を退職していたりする世代も多く、皆さんがイメージする「学校」とは雰囲気が違っています。いろいろな年代の人と一緒に勉強できるのが、公立校の大きな特徴です。
もう一点、公立校は、学費が安いのも特徴です。入学の際に支払う学費は、数万円程度。私立校の10分の1から100分の1です。それ以降の出費も、あまり多くはありません。

学習を進めるうえでのサポートは、私立校の方が手厚い場合が多いかもしれません。
公立校では、生徒には様々な事情があって、学習が進められなかったり、学校へ来られない時もあるかもしれないけれど、できるときに少しずつでも学習を進め、それぞれのペースで卒業すれば良い、という風に考えるのです。
ですから、生徒はそれぞれ、自分のペースで学習を進めることができます。
ただし、こうした環境ですから、自分でスケジュールを立てたり、ペースを調整したりして、自分から先生に質問や相談をしながら学習する意思が必要です。

さて、みなさんは、どんなタイプの高校が良いと感じたでしょうか。
今回は、全体の傾向をお伝えしましたが、こうした特徴は、すべての通信制高校に当てはまるわけではありません。そこで次回は、実際に学校を選ぶ時と、その後の学校生活について考えてみたいと思います。