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キッカケ学園
2022年02月16日
成長するきっかけが盛りだくさん 実際に経験し、感じて、学べるサポート校(神奈川県)
2022年4月、こども食堂や音楽教室、学童保育の運営実績を活かしたサポート校・キッカケ学園(神奈川県横浜市)が開校します。改築された大きな倉庫内に教室があり、まるで基地のような学校とも家庭とも違う、子どもたちのもう一つの居場所「サードスペース」づくりを目指しています。
キッカケ学園では、普通科コースと音楽科コースが設置されます。
普通科コースでは、高校卒業サポートコースと、個別で小中学校の振り返りから行う学習支援コースがあり、生徒の習熟度に合わせて選択できます。
音楽科コースでは、音楽教室「Feel Good/Studio NICO」の講師である学園長が教えるロックバンドセレクトと、国立音楽大学を卒業しヤマハ音楽教室で講師経験のある先生が指導する吹奏楽セレクトがあります。どちらも基礎からステージ演奏実践まで教えていきます。
本学園の1階には、レコーディング設備がある完全防音スタジオがあり、ギターとベースが約30本ある他、コントラバスやドラムなど30種類以上の楽器が揃っています。
35年間ベーシストとして音楽活動されている多賀谷彰学園長は、音楽を通して、社会性を学び、人は変われることを実感されてきたそう。生徒にも、演奏するだけでなく、一つの場所で仲間と一緒に物事を決め、発表し評価される度に改善していく過程の中で、人との関わり方、お金や時間の使い方を学び、成長してほしいと考えているそうです。
また、社会性を身につけていくために体験授業にも力を入れています。
同じ施設内で運営しているこども食堂「奏ロケット」や学童保育「APどろんここぶた」の仕事体験では、実際に調理を手伝ったり、子どもたちと交流したりしながら、調理や保育の基礎を学んでいきます。
さらに、学園長のつながりを活かし、音楽現場の仕事も体験可能です。プロの演奏を目の前で見て学ぶことはもちろん、ライトや音響などのステージ創りを担当する裏方の仕事も直接見て、話を聞くという貴重な体験ができます。
体験授業は、将来の目標を見つけ進路選択につなげることも目的としており、生徒の興味関心に合わせて、様々な職種での授業を予定しています。
その他、英会話・ダンス・eスポーツ・PCスキル・プログラミングの中から生徒がやりたいことに取り組む選択授業や、学園の仲間や先生とコミュニケーションを取る週1回のホームルーム、レポートや大学受験、資格取得に向けた個別学習の時間もあります。
そして、飲食店を28年間経営する学園長が自ら料理して、生徒たちに給食をふるまいます。地産地消をモットーに採れたての新鮮な野菜を使用し、食を通して、生徒に地元への興味やほこりを持つきっかけになってほしいという思いが込められています。
キッカケ学園は、学校や家庭とは違う第三の居場所であり、生徒を温かく迎えてくれるサポート校です。学校に行けなかったけれど音楽をやりたい、得意なことややりたいことにとことん取り組みたいなど生徒のやりたい気持ちを大切にし、応援していきます。また、得意なことや、やりたいことがわからない生徒に対しても、キッカケ学園でそれを見つけていけるようサポートをしていきます。