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新着情報

東朋高等専修学校

2022年11月02日

思い切り自己表現できる文化祭(大阪府・高等専修学校)

 

大阪市の東朋高等専修学校(天王寺区・高等専修学校・技能連携校)が、11月1日(火)、大阪市内で文化祭「東朋祭:舞台発表の部」を開催しました。

 

コロナ禍となり3年目となった文化祭。昨年までは無観客や様々な工夫を凝らしての実施となりましたが、今年は久々の有観客による開催。会場には保護者のほか地域の中学生たちも来場したほか、後輩たちの活躍を見ようと集まった卒業生の姿もありました。

 

今年のテーマは「Power of Smile ~笑顔のチカラ~」。太田功二校長は配布されたパンフレットの中で、「笑顔は人々を元気にしてくれます。笑顔を見ると、こちらも笑顔になり、つながりができます。まだまだマスクの要らない生活には戻れませんが、こういう時こそマスクの下では笑顔でいたいと思います」と言葉を寄せました。

 

毎年、様々なアイデアやサプライズ演出が特徴的な東朋祭。今年はオープニングセレモニーから全校生徒による「ラタタダンス」でスタートし、全員が一斉に立ち上がり、リズム合わせて楽しく体を動かします。そして、最後に太田功二校長がステージに登場すると、太田校長による力強い「パワーオブスマイル!」という掛け声で幕が開けました。

 

 

幕開け最初の発表となったのが演劇部のパフォーマンス。「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにしたオリジナル脚本による演劇を発表し、トップバッターとして見事なスタートを飾りました。

 

その後は有志による発表や学年、学科による様々なパフォーマンスが披露されました。映像、イラスト、アクション、ダンス、歌、楽器演奏、コントなど、それぞれが表現したいものを思う存分発表。発表後、司会から感想を聞かれた生徒の多くが「緊張したけど楽しかった!」と大きな声で思いを発し、満足した表情でステージを後にしました。

 

 

 

 

中盤ではゲストパフォーマンスとして、プロのジャグラーである渡辺あきらさんが登場。軽やかなテンポに合わせて次々と大技を披露し、生徒たちを沸かせます。時折笑いを織り交ぜる渡辺さんに生徒たちの息も合ってきたようで、終盤には演者と観客が一体となった楽しい空間が作り上げられました。

 

 

そして、東朋祭で生徒たちが最も楽しみにしているのが教員たちによるパフォーマンス。有志で集った教員たちが、何日も練習を重ね、歌、ダンスなどクオリティ高いパフォーマンスを披露します。また、東朋高等専修学校をテーマにした漫才を披露する教員もおり、ネタにされた「東朋あるある」に生徒たちは大爆笑。歌を披露した教員も、選曲の多くが笑顔や楽しい気持ちになれる楽曲で、まさに今回の「Power of Smile」を締めくくるパフォーマンスとなりました。

 

 

東朋高等専修学校は、不登校経験や発達障がいのある生徒、大人しい子から元気な子など様々な生徒が学ぶ学校。一人ひとりの個性に合わせた合理的配慮を行い、多様な生徒が共に学び合う独自のインクルーシブ教育を実践しています。

 

東朋高等専修学校にとって、文化祭は「他の生徒の表現に触れることで、自分にない様々な価値観や考えを知る」ことも目的の一つになっています。また、年間を通して豊富なイベントが実施されますが、特に文化祭は生徒たちにとっての集大成の場にもなっています。

 

特に舞台発表を見ると、生徒たちは思い思いに自己表現を行っていました。失敗したり、上手くいかない場面があっても、恥ずかしがることなく、大勢の人たちの前で思い切り自分を表現しています。「自分の個性を披露していい」「受けとめてくれる人たちがいる」という安心感を日頃から培ってきた環境だからこそ、心から楽しいと思える文化祭が成功しているのかもしれません。

 

 

 

11月27日大阪・梅田通信制高校・サポート校合同相談会