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トライ式高等学院
2023年03月07日
様々な困難を乗り越えて迎えた卒業式
3月6日(月)、トライ式高等学院(通信制高校サポート校:全国100カ所以上)の令和4年度卒業式が有明ガーデンシアター(東京都江東区)で挙行されました。関東圏の約30キャンパスの生徒が一堂に会し、修了証書は、物部晃之学院長より代表生徒1名に手渡されました。
式のはじめには、二谷友里恵理事長からの祝辞が代読され、「卒業生のみなさん、どうか自分の力を信じ、ご家族や友人への感謝や慈しみの心を忘れずに、自らの進むべき道を歩んでいってください。さらなる飛躍とご活躍をお祈りします」と祝福の言葉が送られました。
次に物部学院長より式辞が述べられました。今年度を振り返り、行動制限が緩和されて修学旅行や運動会などの行事が開催できたことに触れ、「そのような状況下でも、みなさんが今できることを考えながら様々な創意工夫を凝らし、後輩を巻き込みながら一体感を持って取り組んでくれたこと、本当に感謝しています」とし、「トライ式高等学院はみなさんの母校です。近くに来たり、相談したいことがあったらいつでも来てください。教職員、在校生一同、いつもと変わらない笑顔でいつでもみなさんを迎え入れます」と思いを伝えました。
来賓祝辞は、学校法人鹿島学園の大森伸一理事長と日本航空高校の小西博之校長が述べられました。大森理事長は画家のミケランジェロになぞらえ、「ミケランジェロは、友人との散歩中に見つけた石を見て、『女神が閉じ込められている』と叫んだことがあったそうです。友人は唖然としますが、ミケランジェロの目には石の中に女神像をしっかりととらえることができていました」とし、「イメージできるということは、物事を具現化する能力にほかなりません。みなさんも自らの将来というものをしっかりとイメージして夢を具現化してほしいと願っています」と話しました。
小西校長は、「みなさんに伝えたいことの一つに、この世の中はすべて言葉で成り立っているということです」とし、「これからみなさんには、暖かい言葉を使ってほしいです。『愛している』『大好き』『すごい』『素晴らしい』『ありがとう』など、暖かい言葉を使うと、その人も暖かくなります。いわゆるプラス思考です。プラスの言葉をたくさん使ってください。もちろん友達や家族、先生などにも、日々考えながら言葉を使ってください」と述べました。
その後、日本航空高校の梅澤重雄理事長などからの祝電を披露。多くの方が卒業生の門出を祝いました。
そして、在校生からの送辞では、「卒業という日に、先輩たちの心にはどのような思いが巡っているでしょうか」と語りかけ、「私たちにとって先輩たちの存在は非常に大きく、背中を追うばかりの毎日でした。人と人とのつながりを教えてくれた先輩たちに感謝申し上げるとともに、のちに続く後輩たちの手本となれるよう尽力していきます」とこれから羽ばたいていく卒業生に伝えました。
送辞の後には、「卒業までの足跡」という生徒たちの入学から卒業までの思い出をまとめたVTRを上映。先生方から卒業生に向けたメッセージでもありました。
最後に、卒業生の答辞では、水戸キャンパスの生徒が登壇。「みなさんは幼いころに思い描いた未来に、今日、立っていますでしょうか。私は今、この言葉を噛みしめながらこの場所に立っています」と問いかけ、「私は今、幼いころに思い描いた未来とは違うところに立っています。思い描いていた未来と違っていても、私は今の自分の人生が大好きだと心から言えます。支えてれた家族、友人、トライ式高等学院の先生方には本当に感謝しています」と、涙ながらに語りました。そして、「今日の日を、そしてこれまでの日々を思い出し、私を支えてくれた強くて優しい大人になれるように、一日一日を大切に生きていこうと思います」と結び、思いが伝わる素晴らしい答辞でした。
辛く苦しい中で、支えてくれた保護者の方や先生方への感謝を胸に、次のステージへ進んでいくトライ式高等学院の生徒たち。これからのご活躍を応援しております!