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新着情報

N高等学校・S高等学校

2023年03月09日

N/S高政治部第3期成果発表会を開催

N高等学校(本校:沖縄県うるま市)S高等学校(本校:茨城県つくば市)の生徒が、政治に触れ、政治について考えていく「N/S高政治部」の3期生成果発表会が、3月6日(月)に開催されました。

 

 

政治部ではこれまで、政治家などと接する機会を設けて特別講義などを実施してきました。今回は、自由民主党青年局長の鈴木憲和衆議院議員、立憲民主党代表代行の西村智奈美衆議院議員、国民民主党組織委員長の伊藤孝恵参議院議員を講師に招き、1年間の成果をプレゼン形式で発表しました。

 

 

当日は、オンラインも含め、5チーム計25名が参加し、それぞれのチームで考えた政策提言案を発表。政治部特別講師の三浦瑠麗氏が司会を務め、発表後は、3名の議員から講評をいただきました。

 

最初に発表したAチームは、「奨学金制度改革」について提言。貸与型奨学金の無利子化と給付型奨学金の対象者拡充を提案しました。奨学金を「分かりやすく、使いやすくする」というところに焦点が当てられており、プレゼンを聞いた鈴木議員からは「僕自身も多くの大学生と話している中で、奨学金制度は見直すべきだと考えている」と、青年局長目線での講評がありました。

一方で、無利子化については、「利子を無くした場合、その部分は誰が負担するのか」と、質問も投げかけられ、Aチームは「超富裕層の方の寄付金を利用できないかと考えました。寄付金を一つの財団に集約することで利用者にとっても一元化されて使いやすく、運営者にとってもわかりやすいのではないかと考えています」と答えました。

 

 

 

Cチームが提言した「LGBTQと同性婚」の問題については、発表会当日に立憲民主党が民法改正案を衆議院に提案していました。Cチームもプレゼン内で改正案について触れ、「同性婚を認めることでLGBTQへの理解が広がり、一人ひとりがお互いを尊重し合える社会につながると考えています」と思いを述べました。

また、最後には改正案を提出した西村議員に意見を投げかける場面も見られました。西村議員は、「今日の法案提出で訴えたかったことを全て言ってくれました。同性婚を認めても、誰も不幸になりません。成立すれば、みんながハッピーになることですから、ぜひこの法案を認めていただきたいと思っています」と、生徒たちに伝えました。

 

 

 

今回の成果発表会について、伊藤議員は「何かを変えたいと思った時には、青筋を立てて行動するのではなく、仲間を作ってじわじわと変えていくしかありません」とし、「一人で言っても愚痴にしかなりませんが、二人で言えば意見に、三人で言えば兆しになって、大勢で言えばうねりに変わります。今日は、まさにそのうねりを作るために、自分の考えと皆さんの考えの共通項をすり合わせて仲間がいないかと、ハンターの視点で見させていただきました」と、生徒たちのプレゼンについて感想を述べました。

 

 

最後に、三浦氏からは「3年目になる政治部ですが、この間の歩みを見ていると一番大事なのはグループワークだと感じています。当初関心のなかったテーマでも、グループワークの中で段々と自分ごとになっていったと思います」と、政治部全体を見てきた考えを伝えました。

また、「3期生の生徒たちは、非常に社会的な問題意識が高かったと感じています。皆さんが考えを持ちたいと思って、政治部に入り、この1年をかけて実際に意見を持つことができるようになったのではないでしょうか。N/S高政治部では今後も様々な活動を通して政治に触れ、自分自身で考えられるようになるよう、取り組んでいきます」と話しました。

 

 

N/S高では、新年度から「N/S高政治部第4期」がスタートします。N/S高政治部のこれまでの活動は、ニコニコ生放送・YouTube・TwitterLiveでも発信しています。ぜひ、ご興味ある方はご確認ください。

 

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3月12日(日曜日)東京・新宿通信制高校・サポート校合同相談会